群馬県は下仁田でR254と別れさらに奥、長野県との県境に南牧村はあります。
下仁田から、南牧川をさかのぼっていくと、あたりの風景がだんだん昭和初期にタイムスリップしていくようで面白い。
南牧村役場近くの中心街に、古民家をリフォームした施設、草木萌動(そうもくめばえいずる)があり、一階部分が「ちょっとしたCafe」。
昔懐かしい格子の引き戸を開けて中にはいると、ほんのり薄暗い。
格子のうねったガラス窓から優しい明かりが漏れてくる畳の部屋は、まさに昭和の臭い。
黒板に書かれたランチのメニューは、おきりこみメインのランチとカレーのランチ。
どちらもドリンク付で+キャラメルパウンドを追加。
優しくて素朴な味わいのランチ、昭和のオーサンとオバサンは、こういう料理が大好きなのだ。
おきりこみはもっちりとした幅広麺に味噌風味の汁。
副菜の味噌ポテトは、いも好きにはたまらない美味しさ。
ご飯にのっけられた味噌、これさえあれば何杯でもいけるのはお約束。
よく地方には観光地も見るところもないということを聞くけど、私にとってはこんな古民家カフェが2件もあれば、充分一日楽しい時を過ごすことができる。
大金かけて観光地を作るんじゃなくて、こういう地域特性を生かした魅力的なお店を何件か作るほうがよほど楽しいけどね。
ちなみにこのお店は、有志の若い方たちが中心で活動しているようで、そんな彼らを応援します。