足立美術館

島根県にある、日本一の日本庭園として有名な足立美術館。
その庭園は見事としか言いようのない素晴らしいもの。一生に一度は見ておいた方がいい。まあ、二度見たいかと言われれば、もういいかな。
実際は西洋人が日本一と評価しただけで、日本人からすると、ちょっと違う。確かに西洋人が好みそうな、少しずれた日本らしさ。和風の西洋庭園といったところか。
この庭には、幽玄とか、わびさび、野趣、禅とかいったしっとりした情緒が欠落している。無性に夏の京都化野あたりを散策したくなった。
料金が2300円という料金も、庭園の維持管理、再訪はないということを考えると、致し方ないか。

ビーナスライン・ソロツーリング

いよいよ梅雨明け。ちょっと雷雨の心配はあるが、ニッコウキスゲのシーズン中に、なんとしてもビーナスラインを走っておかないと。
朝4時出発、一気に蓼科スカイラインを目指すが、これから長い山中ルートを走るためガソリン補充で、佐久でガソリンスタンドが開くまでしばし待機。
それでも平日の朝方蓼科スカイラインを走る車はいない。標高800mから2100mの大河原峠まで一気に駆け上がる。いつもは自転車でヘロヘロになりながら登るが、さすがにバイクは楽ちん。
佐久平は雲の下だったが、雲の上は快晴。あんなに蒸し暑いっ下界だったが、ここは寒いくらいの別天地。
ここから一旦女神湖に下ってビーナスラインへ。
途中いつも素通りしている兜巾の岩へ登ってみる。10分あまりのミニミニ岩登り。ちょっと楽しかった。

ビーナスライン、車山の肩でニッコウキスゲを撮影。10年ほど前、時期が少し遅かったが、もっと広々としていたような気がしたが。
鹿よけの電気柵が、撮影には邪魔だが、鹿害多いので仕方ない。今回も二か所で鹿が道を横切っていたし。とにかく最近鹿を見ることが多いのは確か。
思ったような花の写真が撮影できなかったが、そのまま美ヶ原までバイクを走らせる。
バイクならすぐだが、車だと遅い車の後ろをちんたら走るしかないのでなかなか行くことがない。ここに来たのは10年ぶりだろうか。
とにかく空が広い、雲があるので涼しくて気持ちいい。昼寝をしてだらだらと2時間余り、最後は定番の牧場ミルクを飲んで。まだ昼過ぎと時間の余裕があるので、諏訪大社へ向かった。

ビーナスライン沢渡から、森の中を歩いて5分の所にある霧夢。
情報が少ないので、開いているかどうかわからなかったが、この時期は毎日オープンしているそうだ。
森の中のウッドデッキ、さえずる小鳥と涼やかな風の別天地。ひとりぼんやりいつまでも居られる。
店のオーナー、本業はこの一帯の山岳ガイドということ。バイクのことや冬の雪上ハイクのことをあれこれと雑談。
ケーキと珈琲のセットで1000円とちょっとお高めだが、このシチュエーションを堪能できるなら、妥当なところ。食事は無く、何か注文してくれれば持ち込み自由とのことで、お弁当と珈琲などがいいかもしれない。
本日は予約が20名ほど入っているということで、しばらくしたら大賑わい。次回はもう少しあたりが静かになったころ寄ろうと思う。

少し時間が空いたので、諏訪大社春宮、秋宮へ。
諏訪湖に降りてくると、相当暑い。
秋宮周辺は、結構情緒ある旅館が多く、歩いてもそこそこ楽しめた。

黄昏が迫った頃、本日2セット目のビーナスライン。この時間帯、霧ヶ峰の十字路には、似たようなライダーがちらほらと集まってくる。
と言っても、ビーナスラインを全開で走るような輩はおらず、おのおの自分にあったスピードで気持ちよく流し、涼を味わっているようだ。
残念ながら夕焼けとはいかなかったが、観光客が皆帰ったあと、この道を流すのは最高だ。
このあとひと風呂浴びて、のんびり帰るつもりだったが、ふろ上がりの帰路、途中ゲリラ豪雨にあってしまった?

新緑の信州上州キャンプツーリングその2

バラギ高原キャンプ場。美しい湖畔にある、気持ちいい草原のサイト。トイレが土足禁止で、綺麗な水洗トイレが嬉しい。
空きさえあれば、予約不要で1080円。基本キャンプサイトは、諸費税抜きで1000円までかなと。
本日は他にテントが2つ。いずれも男性独りで、本格的な焚火を楽しんでいる様子。
今日の目的は星空撮影と機材を持ち込んだのだが、夜は残念ながら曇りで、星空は撮影はできなかった。まあ、焚火のほうは実現できたから良しとしよう。
とにかくとても快適なキャンプ場、何度でも利用したい。

嬬恋高原に広がる広大なキャベツ畑。
この雄大感は行ってみないとなかなかわからない。いつもは走りすぎるだけのキャベツ畑、今回は写真撮影にいろいろ狙ってみたのだが、いかんせん逆光。なかなかきれいにはバイクを活かせない。ここの撮影はまたの課題だな。

キャンプの翌日は、朝っぱら草津の西の河原で露天風呂。広大な露天風呂は気持ちいいのだが、こんな暑い日は、日陰も少なくちょっと厳しい。泉質のためか、肌がひりひりする。
ここは雪を見ながらはいるのがいいと、つううのかた。
とはいえ、10人に満たないがらがらの露天風呂は、最高の贅沢。

帰り信濃追分、カフェベーカリー「一歩」でランチ。
量が少ないし、ちょっと割高。やっぱり女性向きかと。

新緑の信州上州キャンプツーリングその1

晴耕雨読、晴れや晴れ☀️
ちょっと早起きして、軽井沢カフェ春木でブランチ。
平日の森のカフェの気持ちいいこと。
贅沢な時間、もう今日はこれでいいや。

上田市街地にある、信濃国分寺。これでやっと上田盆地にある塔を全部巡ることができた(他は前山寺、安楽寺、大宝寺)。
青葉楓が美しい境内と、国分寺周辺の旧い白壁が印象的だった。

別所温泉はいろいろな意味で思い出深い地。時々訪れては、あたりをふらり。
久しぶりに別所温泉駅、北向観音、常楽寺、安楽寺を。紫陽花でも咲いていたら、絵になると思ったが、残念ながら紫陽花はほとんど見られず。
それにしても、暑い日だった。

越後から信州へキャンプツーリングその2

キャンプ場から朝一で戸隠鏡池へ。
ここから見る戸隠山が実に素晴らしい。子供の頃ここからの紅葉写真を見て、長野の大学生活を夢膨らませたものだった。
そんな実現した長野の大学生活だったが、なんとなく鏡池からの戸隠山はスルーしたままだった。
紅葉の時期ではないが、そんな40年越しの思いを実現して、水鏡の戸隠山、ううん素晴らしい。
ここからの紅葉した戸隠山も次回、是非。

戸隠は長野市の裏山的地域。学生時代、時間が空いたらちょくちょくバイクで走り回っていたエリア。
久しぶりに懐かしい戸隠を散策。といっても当時は走ることに夢中で、あたりを散策なんて、さっぱり記憶がない。
戸隠神社中社あたり、美しい生垣と通りに、かやぶき屋根の味わい深い宿坊、旅館、蕎麦屋などが軒を並べていた。
若い頃って、何にも見てなかったんだと、つくづく思う。朝早かったので、残念ながら今回もまた戸隠蕎麦を食べ損なった。

白馬村の青鬼へ移動。
ここも何度か来ているが、こんなに綺麗に北アルプスの峰々が見えたのは初めてかも。
のんびり集落を散策すれば、穏やかな気持ちで満たされる。

旅の最後は倉下の湯。湯船から見る白馬の峰々、最高である。
いつも白馬岳から降りると、ここの風呂で打ち上げしたなと、昔を思い出す。
山の写真は10年以上前に通っていた頃の思い出。

越後から信州へキャンプツーリングその1

まずは水上から三国トンネルを越えて越後湯沢に。
清津峡、何十年も前から知っていたのですが、たち寄るのは初めて。
何でもインスタ映えスポットとか。
どちらかというとインスタ映えより、自然の雄大さを見たかったのですが。世間はどうか知らないけど、人の思惑が空回りしているような気がしないでもない。
まあ長年の懸案、とにかくスッキリはしたかも。

6月は棚田の月・・・と自分の中では決めている。
ほぼ毎年通っている、松代、松之山あたりの棚田をバイクでふらふら。
水の美しい季節・・・

越後から信州戸隠インターキャンプ場へ。
今回2度目のモトキャンプ。キャンプ場はほぼ貸し切り状態(数百メートル先にグループが1つ)
高校の山岳部出身だから、キャンプと言ったらミニマム装備が自分のスタイル。とはいえ里がすぐそばだから、結構お気楽。
山のような荷物をくくりつけたバイクが多いが、すぐに何でも手に入るモトキャンプで、それってどうよ?って思ってしまう。今回はパニアバックでほぼ装備が足りてしまった。あとは20Lザックに一眼レフと長物のポールを背負う(写真撮影が不要な時はシートに固定)。いくらミニマム装備だからって、夕食はここまで質素にする必要は全然なかった。もう少し豪華な夕食がとれるよう要検討だな。
あと夜が長いので、ちょっとした焚火も考えてみたい。
たかがモトキャンプだが、あれこれ考えると妄想が止まらない。やはりおっさんにも浪漫が必要なのだ。

身延 赤沢宿

え、この道行くの~という細くて荒れた道を慎重に進んでいくと、山の中に突然現れる赤沢宿。ほとんど観光地化もされていない、いい雰囲気の宿場町。
そこには蕎麦屋が一件と古民家カフェが一件。昼食時なので、蕎麦屋ということなんだろうが、カフェの建物が凄く気になる。
古民家カフェ好きとしたらやはりカフェ。玄関を入ると、リフォームされた心地よい和空間がひろがる。受付が若くてかわいい女性というのも嬉しい誤算。
そして気になる急な階段を登って二階へ。
昔は旅館だったと思われる、風情ある和室からの眺めがなんとも贅沢。瑞々しい緑の楓と山に広がる赤沢宿の景観。
古民家カフェ清水屋さん、100点満点をあげたい。

コールマン・コレクターズ・クラブ・キャンプ

2年前のコッパディ東京で知り合って、イラストを依頼下さった阿部さんから、モトキャンプに来ないかとお誘いを受けた。ちょうどバイクでのキャンプツーリングを始めようと思っていたので好都合、お誘いを受けて朝霧高原にあるふもとっぱらキャンプ場に向かった。
今回は阿部さんが役員を務めるCCCJ(コールマン・コレクターズ・クラブ・ジャパン)のキャンプだとか。あたりいちめんコールマンキャンパーのこだわりのキャンプスタイル。
その中で、お誘いを受けた阿部さんのグループだけが、カブとSR改造車のモトキャンプ。
挨拶もそこそこに、ランチから合流させていただいたが、阿部さん以外は初対面なのに、話が弾む弾む。
基本ベースはアウトドアな人なので、お酒を飲みながらのアウトドアな話が実に心地よい。
キャンプ道具は、ハイエースで持ってきたということで、キャンプ装備は随分豪華。この後、アメリカ カンサスから来たコールマン専門のオークションオーガナイザーのStricker 氏のオークションが始まった。本場のオークションスタイル、エンターテイメントとしても一流だった。
そして深夜まで、お酒と美味しい食事をとりながら、久しぶりの野外キャンプを堪能した。
翌朝は美しい曲線を描いた富士山の山すそまで見渡せる好天に恵まれた。美味しい朝食を腹いっぱい食べ、撤収。
次回モトキャンプでの再会を約し、おのおの解散となった。
それにしてもやはりキャンプはいい。約10年ぶりに引っ張り出したキャンプ道具も、まだ健在。さて、次回は何処にキャンプツーリング行こうか。妄想は次から次へと。
今回ご一緒させていただいた皆様、ありがとうございました。

キャンプの前にワイナリーでワイン購入。今夜のお伴。

すみれ食堂ツーリング倶楽部

準備万端、すみれ食堂ツーリング部、悲願のビーナスラインツーリングだったが、目標直前の女神湖で、まさかのエンジンがかからない。
またもやトラブルだったが、それはそれで楽しんじゃうのがいいところ。
女神湖から、佐久平駅まで、30年ぶりのタンデムツーリングもしたし、なんかスゲー楽しい一日だった。
次回チャレンジは梅雨明けか?

娘と武蔵丘陵森林公園

娘の花園巡りに付き合って、本日は武蔵丘陵森林公園。
今日は快晴、花園もとても美しいのだが・・・・。静かすぎてどこか現実離れした感覚になる。
そういえば平日に来たのは初めて、なんか森林公園の別な一面を見たようで、なかなか奥が深い。
中央口から入って渓流広場にいけば、疎林の中に広大なルピナス畑。こんな素敵な花畑があったなんて、知らなかった。
あとは、ハーブガーデンから花木園まで、美しい小道を歩きながら、花を撮影したり娘のポートレート撮ったり。
昼食は近所のパン屋さんで購入したパンを、緑の庭でいただく。そしてお決まりの苺のソフトクリームをハーブガーデンの美しい花に囲まれて。
帰りはサシェ(ハーブを小袋に詰めたもの)を、ちょっとしたイベントで製作してお土産に。
車で30分の近所で、こんな贅沢な時間を過ごせるなって、仕事は溜まったままだが、来て良かった。
今日は今シーズン初めてセミの鳴き声を聞いた、本格的な夏ももうすぐ。