平野部での桜が満開を終えたころ、目的地は山間部の桃源郷へ。
秩父は桜でも素晴らしいが、桃の花も美しい。例年訪れる秩父の桃源郷を、M氏に紹介しながら巡ってみた。といってもほんの一部だけどね。
【武甲山の見える桃源郷」
【観音茶屋】
【寳登山神社】
Small Design Work Shop
昨夜は4時半くらいまで、たまっていた仕事をかたずけてたら、やっぱり起きられなかった。だらだらと過ごし、家を出て奥多摩に向かったのは、午後1時過ぎで、早めに奥多摩行って仕事しようという目論見は、早くも破綻。
どうせ遅くなったのだから、以前から気になっていたカフェにでも寄っていこうと、途中から入間川を遡上して名栗に向かう。
気持ちよく川沿いのワインディングを走って、秩父に向かう峠道の入り口を少し奥に進むと目的のカフェに到着。
一目見て心を奪われる、風情ある古民家カフェ。
門の楓が、紅く色づいて、もう絵に描いたように素敵だ。
カフェは古民家の母屋ではなくて、蔵のほう。
中に入ると、きれいに改装されていた。ちょっと明るすぎるかも、もう少し薄暗いほうが雰囲気でるのだが。
客は私一人なのでカウンターの席に着く。珈琲とシフォンケーキを頼んで、沈黙・・・・なのもいづらいので、おずおずと美人のママさんに話しかけてみる。(写真は許可もらってます)
もっぱら古民家の話題ということで、気さくに話してくれる。
なんか居心地いいのは建物だけではないようだ。
珈琲はメタルフィルターを使って、珈琲オイルまでいただく、私好みの淹れ方。私も自宅ではもっぱらメタルフィルター派。最後に残る、珈琲の粉がなんか好きなんだ。
ぽつりぽつりと会話した後、母屋は見学できるということで、写真撮影。庭も母屋も実にいい雰囲気。中は時間が30年くらい前で止まっているようだ。なんと1983年の少年マガジンを見つけてしまった。
ひとしきり撮影したら、今日はこのへんにしておこう。どうせ通うのだから。
ちょっと小説にでてくるワンシーンのような、素敵な古民家カフェとひと時だった。
ミレミリアの追走3日目の朝、宿の喜多方は一面真っ白の霧に包まれ、走行困難。裏磐梯の会場にはたどり着けそうもないから、追走をあきらめ、のんびり南会津を通って観光。
会津盆地は今まで経験した中でも最高の深い霧の中。対向車や歩行者などを探りながら、恐る恐る進むが、びっくりするのは車の半数がライトも点灯せずに走っていること。
これだけ霧が深いと、ライトつけても恐いのに、ライトもつけないとは絶句。何にも安全についていて意識せずに走っているドライバーが5割以上いるということは正直ショックだ。
さて30分ほどナビ頼りで南下すると、会津の名刹・福満虚空藏菩薩圓藏寺に到着。
断崖の上にそそり立つ本堂が特異なお寺だ。
建物がそれこそ立体的に配置され、色づき始めた紅葉と小道が実に情緒深い。
お寺の下には、門前町というか宿場町が広がり、ひなびた温泉街のような、なかなかいい感じだ。
こういうところをふらり徘徊すると、なんか旅に来たなと思う。
絶好のツーリング日和、伊香保を目指してR17を北上。
赤城山がだんだん大きく見えてきて、山頂を見れば、なんだか茶色っぽい。ん、そろそろ紅葉が見ごろか?
誘惑にかられ急遽ルート変更、赤城神社の裏から小沼目指して細い激坂峠道を、バイクで登っていく。
台風のあとで、道には木の葉が散乱、水が道を流れたりと酷いもんだ。それでも自転車で登る人がちらほら。2年ほど前までは私も自転車で登っていたが、バイクで走るとよくもこんなきつい道を自転車で登ったものだと、我ながらあきれる ww
それにしても今日の路面は最悪。お気をつけて。
赤城山の山頂付近の紅葉は、まだ色づいた程度。本格的な紅葉はこれからだ。それでも覚満淵あたりは、草紅葉が鮮やかでしばしカメラ片手に散策。突き抜けた空の青さとのコントラストが美しい。
大沼をぐるっと回って、山を下りたが夏用ジャケットだと寒い寒い。もう革ジャンが必要な季節になったんだなあ。