山中の城下町にそそり立つ郡上八幡城。
天守は昭和八年、木造の再建築とのこと。モデルは大垣城で、実際の郡上八幡城をモデルとしたわけではないようだ。そうは言っても、90年ほど経った木造建築、木がギシギシ軋んで、良い味だしてる。
写真で見た時は山上の城にしては、たいそう立派なと思ったが、実際はそれほど大きくもなく、質素なつくりは好感もてる。
再建でも良いので、美しい天守はやはり必要。
お城の後は、待望の市街散策。郡上八幡は前々から来ようと思っていたけど、なかなか実現できなかった。高山は10回くらいも来ているのに・・・。
市街は高山よりも、少し雑然としているがそこが生活感があって逆にいい感じ。また平野が狭く、自然に近い感じの清流吉田川がとてもいい。
そんな川を眺める、雰囲気のいい宗祇庵(そうぎあん)で、抹茶と栗きんとんをいただく。和室で抹茶をいただく、それだけで贅沢な時間を過ごせる。開店と同時、一番の客だったので完全貸し切りで、おもうぞんぶん川やお庭を眺めて、静かなひと時を過ごした。
橋を渡って、新町通をふらふら。古民家で学生の美術展を見学。やなか水のこみちや、いがわ小径など、憎い演出の小径も素敵だ。郡上八幡旧庁舎記念館のレトロな洋館で、鶏ちゃんと蕎麦のセットをいただいて、郡上八幡の散策は終わり。
さくらももこが愛した郡上八幡、また来よう。