信州バイクツーリング1日目

信州バイクツーリングは、あずみ野池田クラフトパークから。
ここから安曇野を眺めると、ほんと懐かしい故郷に帰ったような気がする。
この公園の美術館、初めて入った。ちょうど安曇野を木版画で描く作品展を開催中。
素晴らしい作品達でした。

桜の季節にやっと来ることができた、大出公園。日本の原風景が広がる。

他は閑散としていたが、ここだけ駐車場がいっぱい。といっても、それほど多い人がいるわけではないけど。ぽかぽか陽気に誘われて、皆思い思いに過ごしてる。

初めて訪問、白馬の長谷寺。
誰もいない、静かな境内。素晴らしいい枝垂れ桜を独り占め。

大井川鉄道 乗り鉄編

先日は撮り鉄、今日は乗り鉄。
日本唯一のアプト式山岳鉄道。大井川沿いの深い渓谷をのんびり走る。クライマックスは、ダム湖に浮かぶように見える、奥大井川湖上駅。長島ダムによって水没する軌道の移設で1990年開業とあるから、割と新しい。以前一度だけこの線に乗ったことがあるが、どうりで記憶にないわけだ。とにかく駅とは思えない、特異な場所。列車の素朴な乗り味、渓谷の美しさ。やっぱり乗り鉄も楽しい。

静岡の名所、寸又峡夢の吊橋。まあ、ある程度想像してたけど、なんか普通。混んでいる時は、橋を渡るのに1時間2時間待ちとか。エメラルドグリーンの湖水とあるけど、誇張か?子供の頃から見慣れた普通の青緑。日が陰ったので仕方がないのか?それとも綺麗な景色を見過ぎたのか。とりあえず、50年前に一度来たはずの寸又峡がなぜ記憶にないのか、なんかわかったような気がする。

夢の吊橋徒歩往復で1時間以上費やしてしまった。急いで、大井川最深部、井川へ向かう。途中、先程降りた湖上駅を望む場所に来ると、ちょうど列車が通過。ラッキー。そしてさらに断崖絶壁の深い谷、落石が転がる狭い道を、心細くなりながら奥へ奥へと向かう。まさに日本の最秘境、いろんなところを走ったけれど、この言葉がこれほどぴったりの場所はない。そして井川の集落は結構広くて人家が多い。もっと散策したいのはやまやまなれど、日が暮れてこの山道を走るのは嫌だから、急いで帰宅。まだこの奥にも集落があるので、その探索も含めて次回の課題だ。

大井川鉄道 撮り鉄編

実家近くの大井川鉄道沿線で、鉄分補給。
地元といっても、高校までしかいなかったから、大井川鉄道と思い出は、山岳部の山行で南アルプスへ行ったことくらい。子供の頃は、もっぱら父親の軽自動車で、大井川沿いのドライブ、河原や吊橋が遊び場だった。しかし沿線の景色は50年前とあまり変わってないような。ちなみに当時SLは走ってなかった。

古い駅舎とバイクのツーショットがライフワーク。古い駅舎、今では随分少なくなったが、大井川鉄道では殆ど全てが木造の古い駅舎。写真では、50年前と区別できない。

塩郷の吊橋、長さ220m、高さ11m。確か子供の頃は、怖くて渡りきれなかったような(昔は板が一枚だった気がする)。今の子供は小さくても自力で渡っていくんですねえ。大人の今なら、全然大丈夫さと思ったけど、真ん中あたりは結構揺れる。渡り切るまで動画撮ろうと思ったけど、スマホ落としそうで怖い。平静を装っても、吊橋の揺れで下をじっくり見れなかった。とりあえず、子供の頃のリベンジは果たせた。

最後に千頭駅近くのカフェグランマ。
中は駅舎か、列車を連想させるレトロな感じでなぜかとても懐かしい。

大子の永源寺と黒羽の大雄寺

大子のもみじ寺、永源寺。
紅葉はすっかり落ちていて、もみじで覆われるはずの境内は寂しい限り。しかし裏山の墓地と、トイレの裏には美しいカエデの巨木が。特にトイレ裏の大楓に、参拝者は誰も気づかない。いろいろ探して歩いてみるものだ。

大田原市黒羽の大雄寺。
夏来た時は、もっとカエデの木が多いかと思ったが、実際紅葉の時期に来てみるとそうでもなかった。日が陰った境内は、地味に暗いだけだった、残念。
確か隣に黒羽藩城代家老の旧浄法寺邸があったと思い出し行ってみると、お庭のもみじが西日に輝いていた。

北海道ツーリング2020 12日目

北海道最終日、新潟行きのフェリーは17:00発だから少し時間があるので、小樽市街をぶらぶら。まずはホテルの隣でモーニングセット。
とりあえずこれで目を覚ませ。近所のおばあちゃんが、屯してたごくありふれたカフェで。

GOTOクーポンを使って、似鳥美術館へ。一階はステンドグラスギャラリー、地下はアールヌーヴォー・アールデコ グラスギャラリーになっていて、ガラスの街小樽ならではの展示内容。どちらも撮影可能なので、小樽の思い出として写真撮影。特にステンドグラスギャラリーは、広い空間に教会と同じような配置で観れるので、美しさは格別。その他の階は撮影不可だが、近代日本画、近代洋画、近代木彫などの巨匠の名画と、充実のコレクション。入場券が1500円とちょおと高めなので、クーポンなかったら寄らなかったかも。充実のいい美術館だった。あとは運河と北一硝子のショップのある観光通りをぶらぶら。平日にも関わらず随分な賑わい。とりあえず六花亭でお土産買ったあとそそくさと離れ、少し離れたカフェでフェリー出航までの時間をつぶした。

美術館の見学を終えて、ランチ。一昨日は営業時間過ぎ、昨日は社内研修とやらで臨時休業。本日やっと食べることができた、ダルオのスープカリー。というか、海老のスープカレーが食べたかったのだ。
海老は頭からバリバリいっちゃいます。スープは+100円で、海老のオイルを追加。カレーの風味を壊すことなく、海老の濃厚なスープが染み出し、美味いのだよ、これが。やはり北海道のスープカレーは病みつきだ。

あとは運河と北一硝子のショップのある観光通りをぶらぶら。平日にも関わらず随分な賑わい。とりあえず六花亭でお土産買ったあとそそくさと離れ、少し離れたカフェでフェリー出航までの時間をつぶした。

旅の終わりは、古いオースチンがあるクラシックカフェで。観光の中心地からは離れているので、とても落ち着いた居心地いいカフェ。最後の最後で雨模様。しばらくカフェで時間を潰して、フェリー乗り場に向かう。長かったようで、あっという間だったこの旅。小樽の街はまた函館と違って、いい街だ。

北海道ツーリング2020 4日目

5時起床して、函館行きフェリー乗り場に。キャンプ場のもう一台のバイクも、フェリーかと思ったが、バイクは自分ひとりだった。こんな朝早く、何処へ?適当にチケット予約したら、ファーストシートだった。寝不足だから、ちょうど良いかも。

約2時間の船旅で函館到着。
函館は昨年徘徊して、すっかり好きになってしまった。通り過ぎるだけではもったいないので、大好きな場所で、写真を何枚か。異国情緒たっぷりな港町、良いよなあ。

函館の地図を見てたら、城岱スカイラインなるものを見つけた。紅葉綺麗かな?と思って行ってみると、凄い大展望に感激。これぞ北海道、やっぱりええわ〜。珍しく自撮り。それから鹿部町へ抜け、駒ヶ岳を海側からぐるっと回り込む。ローカルな道、殆ど車も走っちゃいない。超気持ちいい〜てのも、すぐに飽きるが。駒ヶ岳、今日もカッコ良かった。

城岱牧場展望台
〒041-1104 北海道亀田郡七飯町上藤城

昼食は北海道でカレー活。水を一切使わない、ルーなしチキンカレー。ピリ辛、濃厚、ほぼカレー味の肉だな。オーナーは147GTAのオーナーで、ライダーです。お店忙しいなか、ちょっとだけ話をしました。

グラス
〒049-3521 北海道山越郡長万部町大町31

羊蹄山の麓にあるカフェに寄りたかったのだけれど、時折時雨できたので諦め、早めのキャンプ場へ。アルトリ岬キャンプ場、設備はトイレと水場だけのシンプルでワイルドな無料キャンプ場。風が強いので、海岸のキャンプはどうかなと思ったが、風除けもあり、何とか設営できた。やはりテントは山岳用、こんな強風でもちゃんと設営できる。ひさしが張り出した形は、風に弱いので過酷な条件では無理だ・・・と以前痛い目にあった。ツーリングの疲れが溜まり、ちょっと偏頭痛。テントを張ったらすぐにシュラフに潜りこみ、夜まで寝てました。
エアーマットと羽毛シュラフでぬくぬく、極楽の寝心地で起きた時には偏頭痛も治まっていた。夕食は、セイコーマートで買った100円シチューに、パスタとベーコンぶっ込み。あとはサラダ。暖かい食事が嬉しい、少し風も弱まって、星空が綺麗な夜。

アルトリ岬キャンプ場
〒059-0156 北海道伊達市南有珠町107

志賀高原、北信濃ツーリング2日目

翌朝、ちょっと早起きしてバイクの撮影会。松代内は武家屋敷が多く、撮影スポットいっぱいだけど人も少なく、道路スペースもあるので、気兼ねなく撮影し放題。ここなら車も撮影し放題だな。Wは古い街並みに良く似合う。

真田十万石の城下町松代、まずは真田邸から。善光寺や小布施は観光客でごった返しているだろうが、松代は静かなもの。真田邸もほぼ独占状態で鑑賞。素晴しい木造建築と美しい庭。庭園&木造建築マニアとしては、この時間はたまりません。座敷から庭を眺めれば、借景に松代の山々、近くに美しく剪定された樹木と風情満点。庭には、美しい楓が何本も植えられていたので、紅葉の時期に是非もう一度訪問しなければ。

真田十万石の城下町松代は、見どころ満載。40年ほど前の学生時代一度訪問していたのだが、正直記憶から失念して本当に申し訳ない。ただ40年前はあまり見どころも整備されていなかったようで、2000年代に入ってからいろいろ整備されてきたようだ。現在も整備は進んでいて、旧横田家住宅や長国寺の真田信之霊廟も整備中で非公開。それでも樋口家や山寺常山邸など、素晴らしい武家屋敷を無料で見学できる。楓のチェックも忘れずにしたので、紅葉の頃は美しいカエデと武家屋敷のコラボが楽しみだ。

旅の終わりは竹風堂松代支店で、栗おこわのランチ。お土産は珈琲のお伴、栗かのこ。一時期古代のピラミッドか?と騒がれた皆神山の皆神神社にお参り、休憩に上田市真田屋敷に寄り道。今回も中身の濃~い、500kmあまりの一泊二日バイクツーリングだった。

志賀高原、北信濃ツーリング1日目

四連休の中日、つかの間の晴れ。我慢できずに志賀高原へ。朝4時半出発で、万座に向かう(草津からの志賀高原はバイク通行禁止)。8時前の万座ハイウェイは車も少なく、快適そのもの(早朝は通行料はかからないようだ)。但し気温は10度くらいなので、下にダウンを着こんでもまだ寒い。季節は夏から一気に秋に移ったようだ。あらかじめ決めておいたパーキングで、絶景を見ながら珈琲朝食タイム。絶景を見ながらドリップ珈琲と、自家製くるみパン、キノコクリームパスタ、旨い!さて移動しようとしたところ、パーキングでバイクが立ちごけ。ありゃりゃそれもでかそうなハヤブサ?もちろん一人では起こせるはずもなく、すぐに周りの方に手伝ってもらい起せたようだが、話し声からカウルはガリガリ。パーキングはライダー泣かせの、傾斜地。平地では足がついても、余裕がないと傾斜地では足つかなかったりする。おまけに体力がない年寄ほどでかいバイクが大好き。今日もバカでかいバイクに乗った年寄軍団がこのパーキングに立ち寄り、大勢走っていった。ちなみに自分が次に狙っているバイクは、1000cc以下、200kgチョイくらい、ツインエンジンで自分で起こせるバイクだな。食事の後はなんか混んできたので、万座方面へ戻り、毛無峠へ。辺鄙なところと聞いていたので、車が少ないだろうと思っていたが、随分対向の車やバイクと遭遇する。ついてみたら、車が30台くらい、バイクも10台以上と大賑わいで拍子抜け。荒涼とした背景を狙っていたのに・・・・。その後は、常に10台くらいの車の列の後ろで、のろのろ走る。まあそれも耐えられなかったので、山田牧場方面へと進路を変更。これで少しは自由に走れたが、山田温泉からはのろのろ車の後ろについて、小布施に入るころは渋滞の中。

小布施に来たらモンブランの予定だったが、市街地に入る前の渋滞を見てあきらめた。とりあえず栗のジェラート(500円)で我慢する。もうちょっと渋皮がはいった、濃いめだと嬉しかったのだが。最近景観が素晴らしいと何かと話題の、サンクゼールワイナリーへ。イラストの背景資料の取材であるが、とにかく人が多い。人も密で家族づればかりで、一人ではかなりいずらい。珈琲でもと思ったのだが、あきらめて写真だけ撮って退散。そのうち平日にでも出なおしたほうが良さそうだ。その近所の古民家カフェを事前に調べて行ったのだが、こちらも大混雑で入店できず。やっぱり連休にわかっちゃいたけど来るもんじゃない。

学生時代以来だから約40年ぶり、たそがれの海津城。まあこの辺は観光地目白押しの長野では、マイナースポット。落ち着いて静かな散策。さて今夜の宿に向かおう。

2日前には、キャンプツーリングの予定だったけど、古民家ゲストハウスをネットで見つけてしまっては、そうはいかない。おまけに文化庁の登録有形文化財でGoToキャンペーン対象、楽天ポイントで支払わせていただきました。内部も雰囲気満点(トイレだけは最新式)。女性宿主さんのおもてなしも暖かく、松代の名所、旧跡、歴史のことなどいろいろ楽しく歓談させていただきました。長野の定宿決定、これからもお世話になります。

高松、小豆島家族旅行三日目

昨日の疲れから、ゆっくり目の活動開始。ホテル隣の玉藻公園(高松城址)を散策している時に雨が降ってきた。雨ということで、早々公園をあとにして、県立博物館へ逃げ込む。博物館はほとんど人影がない。香川と言えば古くは弘法大師の生まれ故郷、その後屋島の源平合戦、細川氏三好氏の戦国大名領地と、歴史的コンテンツいっぱい。ということで、そこそこ見応えがある展示内容だったが、もう少しアピールしてもいいのではないかと、残念な気分も。特別展示、藤沢章氏のアラブの絵画はなかなか良かった。このまま雨なら、栗林公園はパスして、商店街散策で帰ろうか・・・・。

結局雨があがり、栗林公園を訪問。しかしこの庭園が素晴らしかった。まったくこんな素晴らしいお庭の存在を知らなかったとは、日本人としてお恥ずかしい。日本三大名園の上をいくのでは(偕楽園は未訪問)と思う。特にこのコロナ禍で人出が少なく、掬月亭ではほぼ占有して、素晴らしい建物と庭の景色を楽しむことができた。こんな贅沢な気持ちは、めったに味わえるものではない。無論娘も嫁さんも充分この贅沢な時間を堪能。旅の最後に、素晴らしい思い出を感謝。

高松空港へ向かうリムジンバスに乗る前に、NORTHSHORE KAGAWAへ。海なし県の埼玉では味わえない贅沢。これで香川の旅もおしまいです。