能登ツーリング三日目

能登ツーリング3日目。日の出とともに道の駅狼煙を出発。能登半島の西側は、東側の穏やかな海岸と異なり、荒々しい景観が続く。早朝ということもあり、前後に車影は見えず、自分のペースで気持ちよくクルージングを堪能。右手にいつも海を見ながら、途中美しい集落をいくつも通過しながら走るのは、満足度100%。こんな道が輪島を挟んで、100kmも続くのだから、もうお腹いっぱい。

有名な白米千枚田。地形が複雑、すぐ下は海なので、とても表情豊か。遊歩道を歩くのは、とても楽しいのだが、暑くて汗だく。

輪島市にある、曹洞宗大本山總持寺祖院。横浜にある總持寺は、明治期の火災により、ここから移設されたもの。残念ながら改修工事の真っ最中で、あまり絵になる写真は撮れなかった。この町界隈が、いい感じに門前町。涼しい時に来た方が良さそう。

昨日は適当に昼食をとってしまい失敗、今日はGoogle mapて海鮮丼と検索。そのうちあえて地元民御用達ぽいお店を選択。目的地にしてルート案内。昨日のリベンジ、今日は勝ったな。
能登旬菜ダイニング 市左衛門

場所は一気に海から山へ。白川郷は2回ほど訪問済みなので、今回は五箇山の相倉と菅沼の合掌造りの里へ。菅沼はやっぱり外せない。この騒動ということもあるけれど、白川郷より随分と日常がある感じの山里でした。

前から気になっていた、飛騨高山の古民家ゲストハウスが、ネット予約で取れたので、本日の宿はゲストハウス桜で過ごす。宿に着いたら、雷と土砂降り、ナイスタイミング。8人部屋一人貸し切り状態、税込2300円。ゲストハウス、最初は抵抗あったけど、一人旅のジジイライダーには、ぴったり。古民家ゲストハウスなら、尚更。シャワーを浴びて夕食に。飛騨高山の古い街並みを散策したいのはやまやまなれど、雨だから一番近い、飛騨牛ハンバーグ屋さんへ。タマトロハンバーグをトマトソースで頂く。これが実にうまい、やっぱり飛騨牛マジック?柔らかふんわりジューシー。なんだか今日はついてる。

能登ツーリング1日目

安曇野から白馬へ。安曇野は美しい湧き水の郷。住んでいたころは湧き水沿いに良く散歩を楽しんだ。夏の山々はめったに顔を出さないけど、水の流れを聞いていると、心安らぐ。白馬では標高1500mの黒菱駐車場まで登ったけれど、あいにくの眺望無し。山が見えれば八方池まで行こうと思ったけど、これでは無駄と引き返す。続いて白馬といったらここ、大出公園まで行ったけど、白馬岳が見えないのではたいした写真も撮れず。ただこの公園、野宿するには便利かも。

昼飯は新行高原蕎麦を頂く。普通の民家の居間で日本の夏を味わう。

宿泊は白馬グリーンスポーツの森。この一帯のキャンプ場、営業してるか良くわからないので、手堅くここにした。遊ぶアトラクションがたくさんあるので、子連れにはいいだろう。我が家も15年ほど前のGWに世話になった。公園内だから、野趣はないけど、ストアも温泉も近いので、便利お手軽、1000円と安い。夕食は冷凍ピラフとレトルトハンバーグのトマトスープ煮込み。インスタントスープ万能だ。ヘッドランプをボトルに巻いてランタン、なかなかいいではないか。人の気配が多過ぎるのは難点だが、涼しくてよく眠れた。

長野市大岡で棚田撮影

雨混じりの道を200kmほど走って来たが、ピンポイントで晴れた。しかし残念ながら、北アルプスは雲の中。それでも、山の中腹から見る広々とした景色は気分がいい。観光とは無縁の隠れ家カフェならぬ、隠れ家食堂。メニューはリーズナブルで、がっつり系。ソースカツ丼、いただきました。昨晩は、楽しみで眠れなかった。ここでひと眠りもいいかも。

県越え移動が可能になったので、天気はいまいちだったが、無理してライフワークの棚田と山上集落撮影へ。まずはいつもの大岡温泉で気持ちいい棚田を眺めながら温泉に浸かる。前は露天風呂が修理中で入れなかったが、本日はゆったり堪能。先客は一人だけだったから、ほんとのんびりできた。そのあと大岡温泉周辺の棚田と集落を撮影。本当は棚田の向こうに北アルプスの山並みを眺めることができるのだが、今日は雲の中。棚田越しの北アルプスは次回に持ち越し。最後に2年前に撮った棚田越しの北アルプス写真をあげておく。

Googole mapの衛星画像とストリートビューを駆使して、棚田撮影スポットを事前調査。もくろみどおり新しい撮影スポットを見つけたのはいいが、中には問題の場所もある。その撮影場所に行くのに、あまりに急な坂でさらにコーナーがキツイ。バイクで走るのに、難しそうな道に一瞬躊躇したのがいけなかった。バランスを崩して、見事立ちごけ。普段から注意しているのだが、棚田の脇の変な道を走るのがいけない。まあ性だからしょうがないか。ゆっくりと立ちごけだったので、被害はブレーキレバーの曲がり(要交換)くらいだが、バイクを起こすのに案の定腰を痛めた。この腰はもうずっとこんな調子で、トラブルだらけ。

景色の良いアルプス展望台へ。雲の中は一度も姿を見せなかった北アルプス。夕食はコンビニ飯。トマトのスープパスタにミートボールを入れて煮込めば、美味しく食べ応えたっぷり。一応小分けのサラダも購入。残念ながら、夕暮れの北アルプスとはいかなかったが、なかなか美味しい夕食だった。このままここで、星空撮影。さいわい満天の星空を久しぶりに肉眼で堪能。撮影のほうは、レンズが夜露に曇って、すぐに終了。曇り対策は盲点だった、綺麗な天の川の撮影はまだまだ先になりそう。そのままアルプス展望台で野宿でも良かったのだが、トイレがないのはやはり辛い。おまけにお墓の隣じゃちょっと遠慮しておくか。道の駅さかきたまで、夜道を移動。道の駅内、東屋の柱を使って設営。前回薄手の銀マットでは、少々寝心地が悪かったので、今回はエアマットを持参。これが大正解で、エアマットの剛性が、ツエルト内の空間を適度に確保。したがってツエルトの両端を柱に固定するだけで、綺麗に設営が完了。夜分雨が降ってきたので、屋根のある東屋は助かった。もう道の駅なら東屋に限る。翌日は朝からずっと雨。腰の調子も悪いし、朝一でさっさと帰る。

中津峡谷

県境をまたいで移動してはいけないという埼玉県内縛りの中、35年埼玉に住んで訪れたことがない埼玉の秘境、中津峡へ。
この時期何にもないかと思っていたが、彩の国ふれあいの森、森林科学館あたりが、実に心地よかった。
標高750m、清流のせせらぎを聞きながら、昼寝をしたいところだったが、午後から天気が崩れるという予報。雲行きもちょっと怪しくなったので、イワナの塩焼きを食べて、早めに帰宅。
しかし結局天気は崩れることもなく、こんなことならゆっくり昼寝でもしてくれば良かった。
それでもまあ夏の昼寝スポットと、秋の素晴らしい・・・だろう紅葉スポットをチェックできたので、良しとしよう。
この時期だし、秩父市街を迂回する抜け道を走ったこともあり、のんびりゆったり快適ツーリングだったことは言うまでもない。

三峰神社表参道鳥居あたりを撮影。たまたまそこで目に入った、レトロなうどん屋さん。この時期あまり店も営業してないので、ここらあたりで昼食を。
まいたけ天ぷらとざるうどん。うどんは腰があり、ちょうどいい硬さ。麺もツヤツヤしっとりで抜群の歯ごたえ。
まいたけの天ぷらもサクサクフワフワのころもで、塩で食べるとこれまた旨い。このボリュームでぽっきり1000円。あまり期待しなかっただけに嬉しい誤算。ご馳走様でした。

秩父へふらりと

新しいミニテーブルとコッヘルを密林で購入したので、使ってみる。
まずはミニコッヘルでつくる、スープパスタ。といってもトマトポタージュカップスープに細めの早ゆでパスタをいれて煮込むだけ。それだけでは寂しいので、ベーコンとチーズを投入。
このチーズとスープの相性が抜群で、濃厚なトマトポタージュ味の絶品スープパスタが完成。これはマジに旨い、定番決定。
しばらくバイクで走って、帰りに珈琲タイム。少々かさばるが、珈琲ミル、ドリップポット、メタルドリッパーを持参。苦めのマンデリンを粗びきで。
かさばるが、その場で挽いて淹れる珈琲はやっぱり旨い。7のロールケーキと相性もばっちり。紅いアルミミニテーブルも、なんか野点をやっているみたい、便利だしビジュアルもいい。
惜しむらくは、もっと絶景の場所で食べて飲みたかった。埼玉県内限定、さらにコロナ自粛と台風被害で、あっちもこっちも通行止めだらけで、目処をつけていた場所にも行けなかった。
早く碓氷峠を越えたい。そしたら絶景スポットはいくらでもあるのに・・・・。

埼玉では貴重な寺坂の棚田。背景の武甲山と三菱マテリアルは?な風景なのだが。
今はやっと水がはられた状態、田植えはこれから。ちょうど田植えの作業の方がいたので、被写体になっていただいた。

密集を避けて、天空の集落である皆野町の上日野沢へ。小学校を改装したカフェ、天空の楽校は営業しているという情報を確認して行ってみると、店の前に10台以上の車が駐車しているのにびっくり。以前週末に自転車で来た時は、私以外誰もいなかったのに。
何でも最近「帰れマンデー見っけ隊」の再放送で、天空の楽校が紹介されたようで、今日は大混雑?それにしてもリタイヤ世代の夫婦とみられる近場の観光客が多いこと。普通こんな山奥には人がいないのだが、めぼしい観光地は立ち入り禁止に近い状態なので、こんな山奥にあふれてくるようだ。
仕方がないので、少し戻ってこちらは天空のおやき。日本昔話に出てくるような、腰が曲がったおばあさんに、おやきを温めてもらった。おやきの具材は野沢菜のみのようだ。急な斜面にへばりつくような、普通の農家のお宅である。
上日野沢には、昔ながらの古民家が急な斜面にへばりついて建っている。この佇まいが好きで、ちょくちょく訪れているが、この集落がいつまであるか、気がかりなところ。

バイクでカフェ密会

ご近所でバイク密会終了。あくまで良識の範囲で。
今も営業している繭久里カフェさんは貴重な存在。本日のこだわりハンバーグランチ、美味しかったです。
昨年の夏に購入したB+COM。近場行程で通話テスト。フルフェイスは密閉空間なので、性能も充分発揮されるけど、ジェットヘルは、マイクに風が当たり、スピード出すと風の音を拾って難あり。

繭久里カフェ

家に籠る三女を連れ出し、繭久里カフェさんへ。
家から車で20分くらい、田んぼの真ん中にある古民家カフェ。
敷地に一歩入るとそこは別世界、緩やかな時間が流れる。
以前来た時は、昼下がりのマダムで満員御礼、男一人では少々居心地が悪かったのだが、今回は先客にシニア夫婦であろうか、二組のみ。アンティークな室内に、心地よいBGM。
この店は、自然農法で育てられた野菜の料理がメイン。私はイワシの竜田揚げの日替わり定食。娘はお肉と豆腐のハンバーグランチ。どちらも優しい味わい、野菜もしっかり噛んで味わう。自然と食事までゆっくり。
今日はちょっと曇り気味、心地よい風と、鶯の声。ご近所で味わう贅沢な時間。
帰りに藤で有名な玉敷神社へ。残念ながら樹齢400年の大藤はまだは2分咲き程度。
三女もいい気分転換になったようだ。

西上州桜めぐりその1

コロナ騒動で今日もボッチツーリング。まあコロナじゃなくてもボッチだけど。
目的の西上州の途中、児玉の千本桜。花は満開だけど人影まばら。

長年通っている場所でも、桜の景色ってのはそう見れるものではない。場合によっては一生に一度。
織田信長の子孫が治めた小幡の城下町。名水100選「雄川堰」に沿って植えられた桜並木と、昔ながらの古民家の街並み。
いつものカフェ信州屋で珈琲を飲みながら、のんびり外の街並みを眺める。
あたり一帯は桜の園、今が一番美しい季節。桜祭りはないものの、町を思い思いに散策する人たちで、それなりに賑わっていた。

織田信長の孫・織田信良が菩提寺とした宝積寺。
境内には大小様々な桜が咲き誇る。そして正面にある樹齢150年の枝垂れ桜が見事。

下仁田で昼食をとるため、途中の大塩湖を経由。コロナ騒動だけど、大塩湖は車がけっこう停まってた。お花見なのか釣り人なのか。まあ感染するほどのことはないけどね。

たくみの里

当初は伊香保のあとは、甘楽町の小幡あたりでも徘徊しようと思ったが、白く輝く谷川連峰を見たら、どうしてもバイクとのツーショットを撮りたくなった。
ということで、伊香保から高山越えて匠の里須川宿へ。
谷川連峰を眺めながらの、峠道、裏街道は実に気持ちい。残念ながら、桜にはまだ早く、この辺はまだ梅が最盛期。でもちょっと絵面が地味か。
おそらく桜の頃は、街道沿いの棚田や古民家と相まって、そうとう綺麗な景色が展開されそうな予感。
このあたり、何度も何度も通っているが、特にこの時期スキーに明け暮れ、途中の風景どころではなかったので、ほとんど記憶にない。
そして帰り際、谷川連峰を望む絶景撮影スポットを見つけてしまった。遮るもの、邪魔な鉄塔など一切映り込まない最高の場所。もう少し経ったら、三脚持ってここで撮影しようか。
バイク&撮影花旅は、まだまだ続きそう。

気になっていた高山村のピザ屋は本日Close。それではとGoogleで調べたカフェに行ったら、そこもClose。仕方がないので、匠の里まで行ったが、ほとんど人が歩いていない、気持ち悪いくらい静か。やべ~、これは昼食難民か?と、なんどかお邪魔した須川茶屋に行ったら、開いてた。ヤレヤレ。
そういえばこの店、今は亡きK氏と自転車で寄ったよな、しみじみ思いだす。
天ぷらとざるそば、1100円。普通に美味しい。
先客の3人組が出ていくと、客は誰もいなくなった。
いつもは賑わう匠の里も、今回ばかりは特別か。
人や車が映り込まないので、写真は気兼ねなく撮り放題だが・・・。

近所の桜パトロール

桜パトロールで行田方面へ。
桜は、一日見ないと花の最盛期を見逃してしまうので、こまめの見回りが肝心。
さきたま古墳公園の桜、風が強いためか、満開はあと2日ほど必要?ここは毎回撮影に来ているので、今日はパス。
近くの前玉神社の桜は見ごろを迎えていた。とりいと参道の桜のショットを撮影。
少し自宅方面に戻って、万願寺の枝垂れ桜へ。凄い、満開だ。
古墳公園にはいっぱい人がいたのに、こちらは先客がいない。
実は家から7kmしか離れていないのに、ここは初めて。お寺は小さいが、推定樹齢600年、桜の風格はなかなかだ。
次に水城公園から忍城へ。ご近所では貴重な城郭、たとえ作り物の天守閣でも、桜と合わせれば絵になる。車道だと木が邪魔になるので、バイクを歩道に乗り上げて、ずりずり押してベストポジションを探す。
混んでる休日では無理だけど、平日、コロナ騒動で閑散としている今なら、まあ許されるだろう。親切なおばあさんが、撮影場所をあれこれ教えてくれた w

久しぶりに、行田のカフェ閑居にお邪魔。
古民家のこじゃれたカフェで、この辺りでは結構有名。残念ながら、お庭に春の気配はない。
一時過ぎたというのに、お店は結構賑わっている。まあ危険なほど過密にならないので、マスクしてる人も殆どいない。日常的な風景だ。
ドリンク付きのパンランチ、チーズオムレツをチョイス。量は少なめ、あくまでおしゃれ系カフェランチ。
隣は経営母体が同じパン屋さん。パンは素朴ながら、噛むと甘みがしっかりでてくる、美味しい。
大好きなチーズオムレツ。珈琲はこの辺りでは貴重な旨さ。
落ち着いた空間でゆったりランチ、こんどはもう少し静かな時をねらって。

行田から、吹上の元荒川桜並木へ。
ころな騒動で桜まつりは中止。それでも桜は例年のように美しく咲き誇っている。桜祭りが開催されていれば、バイク乗り入れはちょっとやりにくかっただろう。残念ながら桜の見えるカフェは定休日だった。
荒川を渡って、熊谷の根岸家長屋門。満開にはもう少し。
東松山農林公園桜の丘をチェック。5分咲き程度。満開になったらまた来よう。
荒川を再度わたって、北本桜堤から蒲桜へ。両方とも満開。
日本5大桜の蒲桜。枝が折れて小さくなったので迫力はいまいち。あと墓地の隣、いつ来ても撮影しにくいのが残念。
桜撮影に、近所をぐるっと75km。たいして走ってないけど、お腹いっぱい。