武田氏ゆかりの、雲峰寺、甲斐善光寺、武田神社を巡ったが、一番印象に残ったのが甲斐善光寺の隣にある東光寺。
その仏殿は織田氏の焼き討ちにも、甲府大空襲にも焼けることがなかった重要文化財。簡素でとても美しい檜皮葺きの建物です。
そして仏殿を囲むように造られた心地よいお庭。
本堂の裏手には、有料で県指定の名勝、東光寺庭園もあるのですが、それよりも仏殿を囲むお庭のほうが心地いいほど。
とにかく住職様の心遣いが滲み出るような、そんな境内です。
惜しむらくは、仏殿の薬師如来と十二神将が近くで拝観出来ないことと、本堂が鉄筋コンクリート。もうちょっと考えて欲しかった。
それでも、寒いながらも穏やかな冬の日、静かに心ゆくまで、堪能させて頂きました。
大宮盆栽美術館
もう30年以上前から知ってたんですけどね、今回が初めての訪問、大宮盆栽美術館と盆栽村。
巷では、BONSAIとしてワールドワイドに有名で、毎年世界盆栽大会も開かれるとのこと。
最近日本庭園で何かと観ることの多い庭木の一形態ですから、その美しさと技巧には感動です。
ほんの数十センチの木にも関わらず、その風格は実に見事。下から見上げると、老齢な大木そのもの。
原則撮影禁止で、撮影できるものはほんの一部なのが残念。
駐車場が2時間まで無料なのと、観覧料が300円(JAF割引で200円)なのが嬉しい。
近くには盆栽四季の家もあったりして、民間の盆栽園を見て回るのも楽しそう。次回は新緑か紅葉の時期に来てみたい。
清雲寺
嫁さんが仕事を終えて帰宅するまで、家をはなれられないから、午後1時半とかなり遅めに家を出た。
遅くなってもこの時期見逃せない桜の寺がある。秩父の清雲寺だ。
ここにある樹齢600年を超える江戸彼岸桜をはじめ、巨大な枝垂れ桜がにょきにょきと乱立する境内は壮観だ。
正直ソメイヨシノとは格の違いを見せつけられる。
桜の郷秩父盆地でも、その風景は抜きんでている。いやこの景観を超えるのは、私の中では福島の滝桜くらいなもの。
3年ぶりに最盛期の枝垂れ桜を観れて、満足満足。
六義園紅葉ライトアップ
午前休をとったので、定時あがりは18:00と早い。天気もいいことだし、紅葉のライトアップでも見てみるか。
というわけで六義園の紅葉ライトアップへ。前々から知ってはいましたが、ライトアップに訪れるのは初めて。
少し込みましたが、昼とは違った素晴らしい幻想的な世界に引き込まれました。多少混んでいますが、平日なので雰囲気を壊すほどではありません。
灯にぼんやり浮かぶ紅葉たち、ううん幻想的でいいですね。
ほんとは茶屋で抹茶など飲みたいところですが、カップルだらけの客に混じるのは、居心地悪いので今回はパス。
これで300円ですからね、観ない手はありません。
旧古河庭園の紅葉
もう秋も終わりだというのに、あまり紅葉を見た記憶がない。本当は京都や奈良の古寺の紅葉を見たいけど、そうも言ってられないし。
こんな時は通勤定期で出かけられる、途中下車の紅葉スポットへ。
2年前は六義園、昨年は後楽園の紅葉にいたく感動した。東京のど真ん中で、こんな見事な紅葉に会えるとは。
というわけで、本日の都内で紅葉スポットは、旧古河庭園。
ここも期待以上に素晴らしい紅葉が堪能できました。
本日は午前休だけ申請して、このあと会社に行くから、ここで持参したお弁当を食べます。紅葉見ながら、お弁当を食べるのはなかなかいいものです。
通勤電車の途中で下車の紅葉スポット、超お手軽で満足度高し。
こちらは旧古河庭園の隣、西光院無量寺。こちらの紅葉もきれいでした。