志賀高原、北信濃ツーリング2日目

翌朝、ちょっと早起きしてバイクの撮影会。松代内は武家屋敷が多く、撮影スポットいっぱいだけど人も少なく、道路スペースもあるので、気兼ねなく撮影し放題。ここなら車も撮影し放題だな。Wは古い街並みに良く似合う。

真田十万石の城下町松代、まずは真田邸から。善光寺や小布施は観光客でごった返しているだろうが、松代は静かなもの。真田邸もほぼ独占状態で鑑賞。素晴しい木造建築と美しい庭。庭園&木造建築マニアとしては、この時間はたまりません。座敷から庭を眺めれば、借景に松代の山々、近くに美しく剪定された樹木と風情満点。庭には、美しい楓が何本も植えられていたので、紅葉の時期に是非もう一度訪問しなければ。

真田十万石の城下町松代は、見どころ満載。40年ほど前の学生時代一度訪問していたのだが、正直記憶から失念して本当に申し訳ない。ただ40年前はあまり見どころも整備されていなかったようで、2000年代に入ってからいろいろ整備されてきたようだ。現在も整備は進んでいて、旧横田家住宅や長国寺の真田信之霊廟も整備中で非公開。それでも樋口家や山寺常山邸など、素晴らしい武家屋敷を無料で見学できる。楓のチェックも忘れずにしたので、紅葉の頃は美しいカエデと武家屋敷のコラボが楽しみだ。

旅の終わりは竹風堂松代支店で、栗おこわのランチ。お土産は珈琲のお伴、栗かのこ。一時期古代のピラミッドか?と騒がれた皆神山の皆神神社にお参り、休憩に上田市真田屋敷に寄り道。今回も中身の濃~い、500kmあまりの一泊二日バイクツーリングだった。

志賀高原、北信濃ツーリング1日目

四連休の中日、つかの間の晴れ。我慢できずに志賀高原へ。朝4時半出発で、万座に向かう(草津からの志賀高原はバイク通行禁止)。8時前の万座ハイウェイは車も少なく、快適そのもの(早朝は通行料はかからないようだ)。但し気温は10度くらいなので、下にダウンを着こんでもまだ寒い。季節は夏から一気に秋に移ったようだ。あらかじめ決めておいたパーキングで、絶景を見ながら珈琲朝食タイム。絶景を見ながらドリップ珈琲と、自家製くるみパン、キノコクリームパスタ、旨い!さて移動しようとしたところ、パーキングでバイクが立ちごけ。ありゃりゃそれもでかそうなハヤブサ?もちろん一人では起こせるはずもなく、すぐに周りの方に手伝ってもらい起せたようだが、話し声からカウルはガリガリ。パーキングはライダー泣かせの、傾斜地。平地では足がついても、余裕がないと傾斜地では足つかなかったりする。おまけに体力がない年寄ほどでかいバイクが大好き。今日もバカでかいバイクに乗った年寄軍団がこのパーキングに立ち寄り、大勢走っていった。ちなみに自分が次に狙っているバイクは、1000cc以下、200kgチョイくらい、ツインエンジンで自分で起こせるバイクだな。食事の後はなんか混んできたので、万座方面へ戻り、毛無峠へ。辺鄙なところと聞いていたので、車が少ないだろうと思っていたが、随分対向の車やバイクと遭遇する。ついてみたら、車が30台くらい、バイクも10台以上と大賑わいで拍子抜け。荒涼とした背景を狙っていたのに・・・・。その後は、常に10台くらいの車の列の後ろで、のろのろ走る。まあそれも耐えられなかったので、山田牧場方面へと進路を変更。これで少しは自由に走れたが、山田温泉からはのろのろ車の後ろについて、小布施に入るころは渋滞の中。

小布施に来たらモンブランの予定だったが、市街地に入る前の渋滞を見てあきらめた。とりあえず栗のジェラート(500円)で我慢する。もうちょっと渋皮がはいった、濃いめだと嬉しかったのだが。最近景観が素晴らしいと何かと話題の、サンクゼールワイナリーへ。イラストの背景資料の取材であるが、とにかく人が多い。人も密で家族づればかりで、一人ではかなりいずらい。珈琲でもと思ったのだが、あきらめて写真だけ撮って退散。そのうち平日にでも出なおしたほうが良さそうだ。その近所の古民家カフェを事前に調べて行ったのだが、こちらも大混雑で入店できず。やっぱり連休にわかっちゃいたけど来るもんじゃない。

学生時代以来だから約40年ぶり、たそがれの海津城。まあこの辺は観光地目白押しの長野では、マイナースポット。落ち着いて静かな散策。さて今夜の宿に向かおう。

2日前には、キャンプツーリングの予定だったけど、古民家ゲストハウスをネットで見つけてしまっては、そうはいかない。おまけに文化庁の登録有形文化財でGoToキャンペーン対象、楽天ポイントで支払わせていただきました。内部も雰囲気満点(トイレだけは最新式)。女性宿主さんのおもてなしも暖かく、松代の名所、旧跡、歴史のことなどいろいろ楽しく歓談させていただきました。長野の定宿決定、これからもお世話になります。

早朝ランビーナスラインへ

昼間は暑いので、夜出れば?ということで朝の2時に出発。
それにしてもビーナスライン からの雲海凄かった。雲海は朝の7時頃まで、その後は快晴に変わった。朝2時に家を出たご褒美ということか。

ビーナスラインからメルヘン街道麦草峠へ。終始涼しいツーリングで快適そのもの。佐久から、昼間灼熱地獄の帰路さえなかったら・・・。午前中だけ走って、午後は何処か高原の温泉に浸かり、本でも読みながら日暮れを待ち、涼しくなったら帰宅する。次回はこの計画を実行しよう。

連日暑い日が続くが、バイクで走る朝2時の空気は心地よい。夜もあけて、車山に到着する頃は、寒さで震えるほど。雲海の大パノラマが広がるビーナスラインをひとしきり撮影した後、AM8:00の開店と同時に、車山肩にあるころぼっくるひゅってに入る。正直観光地にあるお店ということで、敬遠していたのだが入ってみてその景観の素晴らしさと居心地の良さに感動。このお店を紹介してくれた、某アニメに感謝。夏とはいえ、平日の朝8時はとても静か、それにこの最高の天気。テラスでサイホン珈琲とチェリータルトを頂く。そしてこれがまた旨い。こんな贅沢なモーニング珈琲を飲みたかった。

ビーナスラインのハイライトコーナー。いつもは交通量多めでなかなか撮影できないが、早朝の今日念願がかなった。それにしても気持ちよさそうな道だと思う。今日はここを二往復。

帰りは御射鹿池から麦草峠へ。
佐久に降りたら暑い暑い、これさえなければ最高のツーリングなのだが。

能登ツーリング1日目

安曇野から白馬へ。安曇野は美しい湧き水の郷。住んでいたころは湧き水沿いに良く散歩を楽しんだ。夏の山々はめったに顔を出さないけど、水の流れを聞いていると、心安らぐ。白馬では標高1500mの黒菱駐車場まで登ったけれど、あいにくの眺望無し。山が見えれば八方池まで行こうと思ったけど、これでは無駄と引き返す。続いて白馬といったらここ、大出公園まで行ったけど、白馬岳が見えないのではたいした写真も撮れず。ただこの公園、野宿するには便利かも。

昼飯は新行高原蕎麦を頂く。普通の民家の居間で日本の夏を味わう。

宿泊は白馬グリーンスポーツの森。この一帯のキャンプ場、営業してるか良くわからないので、手堅くここにした。遊ぶアトラクションがたくさんあるので、子連れにはいいだろう。我が家も15年ほど前のGWに世話になった。公園内だから、野趣はないけど、ストアも温泉も近いので、便利お手軽、1000円と安い。夕食は冷凍ピラフとレトルトハンバーグのトマトスープ煮込み。インスタントスープ万能だ。ヘッドランプをボトルに巻いてランタン、なかなかいいではないか。人の気配が多過ぎるのは難点だが、涼しくてよく眠れた。

長野市大岡で棚田撮影

雨混じりの道を200kmほど走って来たが、ピンポイントで晴れた。しかし残念ながら、北アルプスは雲の中。それでも、山の中腹から見る広々とした景色は気分がいい。観光とは無縁の隠れ家カフェならぬ、隠れ家食堂。メニューはリーズナブルで、がっつり系。ソースカツ丼、いただきました。昨晩は、楽しみで眠れなかった。ここでひと眠りもいいかも。

県越え移動が可能になったので、天気はいまいちだったが、無理してライフワークの棚田と山上集落撮影へ。まずはいつもの大岡温泉で気持ちいい棚田を眺めながら温泉に浸かる。前は露天風呂が修理中で入れなかったが、本日はゆったり堪能。先客は一人だけだったから、ほんとのんびりできた。そのあと大岡温泉周辺の棚田と集落を撮影。本当は棚田の向こうに北アルプスの山並みを眺めることができるのだが、今日は雲の中。棚田越しの北アルプスは次回に持ち越し。最後に2年前に撮った棚田越しの北アルプス写真をあげておく。

Googole mapの衛星画像とストリートビューを駆使して、棚田撮影スポットを事前調査。もくろみどおり新しい撮影スポットを見つけたのはいいが、中には問題の場所もある。その撮影場所に行くのに、あまりに急な坂でさらにコーナーがキツイ。バイクで走るのに、難しそうな道に一瞬躊躇したのがいけなかった。バランスを崩して、見事立ちごけ。普段から注意しているのだが、棚田の脇の変な道を走るのがいけない。まあ性だからしょうがないか。ゆっくりと立ちごけだったので、被害はブレーキレバーの曲がり(要交換)くらいだが、バイクを起こすのに案の定腰を痛めた。この腰はもうずっとこんな調子で、トラブルだらけ。

景色の良いアルプス展望台へ。雲の中は一度も姿を見せなかった北アルプス。夕食はコンビニ飯。トマトのスープパスタにミートボールを入れて煮込めば、美味しく食べ応えたっぷり。一応小分けのサラダも購入。残念ながら、夕暮れの北アルプスとはいかなかったが、なかなか美味しい夕食だった。このままここで、星空撮影。さいわい満天の星空を久しぶりに肉眼で堪能。撮影のほうは、レンズが夜露に曇って、すぐに終了。曇り対策は盲点だった、綺麗な天の川の撮影はまだまだ先になりそう。そのままアルプス展望台で野宿でも良かったのだが、トイレがないのはやはり辛い。おまけにお墓の隣じゃちょっと遠慮しておくか。道の駅さかきたまで、夜道を移動。道の駅内、東屋の柱を使って設営。前回薄手の銀マットでは、少々寝心地が悪かったので、今回はエアマットを持参。これが大正解で、エアマットの剛性が、ツエルト内の空間を適度に確保。したがってツエルトの両端を柱に固定するだけで、綺麗に設営が完了。夜分雨が降ってきたので、屋根のある東屋は助かった。もう道の駅なら東屋に限る。翌日は朝からずっと雨。腰の調子も悪いし、朝一でさっさと帰る。

軽井沢から佐久平

この厚切りトーストが食べたかったのさ。
軽井沢の Cafe Haruki で。
たっぷりメープルシロップをかけて。
家族とまったり。そよぐ風が気持ちいい。
夏の軽井沢は、モーニングにかぎる。

直売所をはしごしてたら、軽井沢から丸子まで来てしまった。それでは海野宿でも散策して帰るか。
海野宿は今もありままの生活感が魅力だが、今日は?の人影のなさ。まるで映画のセットのようだ。
静かな静かな夏の終わりに。

ビーナスライン・ソロツーリング

いよいよ梅雨明け。ちょっと雷雨の心配はあるが、ニッコウキスゲのシーズン中に、なんとしてもビーナスラインを走っておかないと。
朝4時出発、一気に蓼科スカイラインを目指すが、これから長い山中ルートを走るためガソリン補充で、佐久でガソリンスタンドが開くまでしばし待機。
それでも平日の朝方蓼科スカイラインを走る車はいない。標高800mから2100mの大河原峠まで一気に駆け上がる。いつもは自転車でヘロヘロになりながら登るが、さすがにバイクは楽ちん。
佐久平は雲の下だったが、雲の上は快晴。あんなに蒸し暑いっ下界だったが、ここは寒いくらいの別天地。
ここから一旦女神湖に下ってビーナスラインへ。
途中いつも素通りしている兜巾の岩へ登ってみる。10分あまりのミニミニ岩登り。ちょっと楽しかった。

ビーナスライン、車山の肩でニッコウキスゲを撮影。10年ほど前、時期が少し遅かったが、もっと広々としていたような気がしたが。
鹿よけの電気柵が、撮影には邪魔だが、鹿害多いので仕方ない。今回も二か所で鹿が道を横切っていたし。とにかく最近鹿を見ることが多いのは確か。
思ったような花の写真が撮影できなかったが、そのまま美ヶ原までバイクを走らせる。
バイクならすぐだが、車だと遅い車の後ろをちんたら走るしかないのでなかなか行くことがない。ここに来たのは10年ぶりだろうか。
とにかく空が広い、雲があるので涼しくて気持ちいい。昼寝をしてだらだらと2時間余り、最後は定番の牧場ミルクを飲んで。まだ昼過ぎと時間の余裕があるので、諏訪大社へ向かった。

ビーナスライン沢渡から、森の中を歩いて5分の所にある霧夢。
情報が少ないので、開いているかどうかわからなかったが、この時期は毎日オープンしているそうだ。
森の中のウッドデッキ、さえずる小鳥と涼やかな風の別天地。ひとりぼんやりいつまでも居られる。
店のオーナー、本業はこの一帯の山岳ガイドということ。バイクのことや冬の雪上ハイクのことをあれこれと雑談。
ケーキと珈琲のセットで1000円とちょっとお高めだが、このシチュエーションを堪能できるなら、妥当なところ。食事は無く、何か注文してくれれば持ち込み自由とのことで、お弁当と珈琲などがいいかもしれない。
本日は予約が20名ほど入っているということで、しばらくしたら大賑わい。次回はもう少しあたりが静かになったころ寄ろうと思う。

少し時間が空いたので、諏訪大社春宮、秋宮へ。
諏訪湖に降りてくると、相当暑い。
秋宮周辺は、結構情緒ある旅館が多く、歩いてもそこそこ楽しめた。

黄昏が迫った頃、本日2セット目のビーナスライン。この時間帯、霧ヶ峰の十字路には、似たようなライダーがちらほらと集まってくる。
と言っても、ビーナスラインを全開で走るような輩はおらず、おのおの自分にあったスピードで気持ちよく流し、涼を味わっているようだ。
残念ながら夕焼けとはいかなかったが、観光客が皆帰ったあと、この道を流すのは最高だ。
このあとひと風呂浴びて、のんびり帰るつもりだったが、ふろ上がりの帰路、途中ゲリラ豪雨にあってしまった?

新緑の信州上州キャンプツーリングその2

バラギ高原キャンプ場。美しい湖畔にある、気持ちいい草原のサイト。トイレが土足禁止で、綺麗な水洗トイレが嬉しい。
空きさえあれば、予約不要で1080円。基本キャンプサイトは、諸費税抜きで1000円までかなと。
本日は他にテントが2つ。いずれも男性独りで、本格的な焚火を楽しんでいる様子。
今日の目的は星空撮影と機材を持ち込んだのだが、夜は残念ながら曇りで、星空は撮影はできなかった。まあ、焚火のほうは実現できたから良しとしよう。
とにかくとても快適なキャンプ場、何度でも利用したい。

嬬恋高原に広がる広大なキャベツ畑。
この雄大感は行ってみないとなかなかわからない。いつもは走りすぎるだけのキャベツ畑、今回は写真撮影にいろいろ狙ってみたのだが、いかんせん逆光。なかなかきれいにはバイクを活かせない。ここの撮影はまたの課題だな。

キャンプの翌日は、朝っぱら草津の西の河原で露天風呂。広大な露天風呂は気持ちいいのだが、こんな暑い日は、日陰も少なくちょっと厳しい。泉質のためか、肌がひりひりする。
ここは雪を見ながらはいるのがいいと、つううのかた。
とはいえ、10人に満たないがらがらの露天風呂は、最高の贅沢。

帰り信濃追分、カフェベーカリー「一歩」でランチ。
量が少ないし、ちょっと割高。やっぱり女性向きかと。

新緑の信州上州キャンプツーリングその1

晴耕雨読、晴れや晴れ☀️
ちょっと早起きして、軽井沢カフェ春木でブランチ。
平日の森のカフェの気持ちいいこと。
贅沢な時間、もう今日はこれでいいや。

上田市街地にある、信濃国分寺。これでやっと上田盆地にある塔を全部巡ることができた(他は前山寺、安楽寺、大宝寺)。
青葉楓が美しい境内と、国分寺周辺の旧い白壁が印象的だった。

別所温泉はいろいろな意味で思い出深い地。時々訪れては、あたりをふらり。
久しぶりに別所温泉駅、北向観音、常楽寺、安楽寺を。紫陽花でも咲いていたら、絵になると思ったが、残念ながら紫陽花はほとんど見られず。
それにしても、暑い日だった。

越後から信州へキャンプツーリングその2

キャンプ場から朝一で戸隠鏡池へ。
ここから見る戸隠山が実に素晴らしい。子供の頃ここからの紅葉写真を見て、長野の大学生活を夢膨らませたものだった。
そんな実現した長野の大学生活だったが、なんとなく鏡池からの戸隠山はスルーしたままだった。
紅葉の時期ではないが、そんな40年越しの思いを実現して、水鏡の戸隠山、ううん素晴らしい。
ここからの紅葉した戸隠山も次回、是非。

戸隠は長野市の裏山的地域。学生時代、時間が空いたらちょくちょくバイクで走り回っていたエリア。
久しぶりに懐かしい戸隠を散策。といっても当時は走ることに夢中で、あたりを散策なんて、さっぱり記憶がない。
戸隠神社中社あたり、美しい生垣と通りに、かやぶき屋根の味わい深い宿坊、旅館、蕎麦屋などが軒を並べていた。
若い頃って、何にも見てなかったんだと、つくづく思う。朝早かったので、残念ながら今回もまた戸隠蕎麦を食べ損なった。

白馬村の青鬼へ移動。
ここも何度か来ているが、こんなに綺麗に北アルプスの峰々が見えたのは初めてかも。
のんびり集落を散策すれば、穏やかな気持ちで満たされる。

旅の最後は倉下の湯。湯船から見る白馬の峰々、最高である。
いつも白馬岳から降りると、ここの風呂で打ち上げしたなと、昔を思い出す。
山の写真は10年以上前に通っていた頃の思い出。