今回で3回目となる、上野国利根庄の古刹吉祥寺。
境内に咲き誇る花々と美しいお庭。
いつ来ても心洗われる、素晴らしいお寺。
それにしても、時期が過ぎたとはいえ、こんなにもアジサイが美しいとは。もう少し早く来れば良かった。
抹茶をいただきながら、お庭を眺めれば・・・・・
もう言うことはありません。
インディゴブルー
信州旧大岡村
Bio cafe coudo
御岳河鹿園
青梅・奥多摩マイスターのshizukuさんの案内で、御岳河鹿園へ。
先日玉堂美術館から見た、興味津々の建物を拝見できるとは嬉しい限り。
すでに旅館を廃業していて、現在は有料で内部を公開しているというのだが、知らないとちょっと入りにくい。
内部は純和風の素晴らしく素敵な旅館だった部屋たち。
おまけに上下に何重にも連なった、不思議空間。
そして、本当は休業だったところを、shizuku さんの頼みを聞いてたオーナーの配慮で開けていただいたので、ほぼ貸し切り。
静かで贅沢な時間が流れる。
そして最後は、川を眺める素敵なお部屋で、出前のお蕎麦をいただく・・・・・。素晴らしい和の空間を堪能。
shizuku さんには、ネットにあげる写真はもっと厳選して減らさないと・・・、と言っておきながら、いっぱい写真をアップしてしまった。ごめんなさい m(_ _)m
天浜線
高校生時代の最寄駅、掛川始発の天浜線。
一度も乗ったことがなかったので、1日乗り放題券を購入して、にわか鉄ちゃんに。
さすが超ローカル線、時間の流れが緩い。
さほど美しくもない、故郷の景色をぼんやり眺めながら、西へと向かう。
天竜二俣で途中下車、天浜線の車両基地を外から見学。蒸気機関車時代の扇形庫と転車台が、現役で使われている。この車両基地見学ツアーが、普段開催されていると言うから、次回は必見。
直虎ゆかりの井伊谷を抜け、奥浜名湖が車窓に現れると、短い旅もクライマックス。
何にもない知波田の駅に降り立ち、帰りの列車を待つ。全線ヂーゼルなので、電車とは呼べない。悩んだあげく、列車あたりが呼びやすいか?
帰りは、井伊谷の最寄駅、金指で下車し、龍潭寺ではなく、湖北五山宝林寺を訪問。(龍潭寺は三年前に拝観済み)
普段は有料で拝観できるのだが、今日は新年の準備で伽藍のみ、外から見学。
仏殿と方丈は重要文化財に指定され、どちらも美しい屋根を持つ建造物です。普段なら、堂内の貴重な仏像を拝観できるのに、残念です。
金指で再度乗車し、のんびり揺られて掛川駅に戻りました。
車で実家近くに差し掛かると、凄く綺麗な夕焼けが。そう、子供の頃、夕焼けの記憶はこの朱色。
実家からは西の山並みが低いので、水平線近くの強烈な朱色が見えるんです。関東からだと、西の高い山並みが邪魔して、この朱色はなかなかお目にかかれない。
18年しか居なかった故郷の風景を堪能した1日でした。
田貫湖から富士の夕暮れ
小川村の春
やっとフライヤーのデータ入稿完了。
こんな忙しい時期ですが、昨日(もうおとといか)ちょっと長野まで取材に。
この時期の晴天しか見れない風景、小川村から見る桜と北アルプス。
ライフワークの山上集落巡り、標高500m-1000mを自転車で上ったり下ったり。
自転車は、車じゃ入れないような道もすいすいいけるから、普通じゃ見れない風景もばっちり撮影できました。
4月の終わりからGWにかけて、小川村から信州新町あたり一帯の山上集落は山桜が咲き乱れ、かやぶき屋根の多く残るこの一帯は、まるで100年前にタイムスリップしたようです。
5月中旬までずっと北アルプスに通い続けたのですが、もっぱらスキー目的で途中にあるこの一帯はまだまだ調査不足。走ったことのない道も多く、走るたびに新しい驚きの風景に出会えるワンダーランド。
といっても世間的には、まだまだマイナーな地域で、山全体が桜に覆われる素晴らしい場所から北アルプスを撮影するのは、自分ただ一人、遠くに農作業をするお年寄りが見えるだけ。なんとも贅沢な環境なんです。
取材旅行の終わりは、大岡村にある大岡温泉。この露天風呂からは夕暮れの北アルプスが望むことができ、眼下のはひなびた農村と棚田が広がる。
こんな最高のロケーションなのに、入浴料350円、これはたまりません。
三春滝桜
早朝にも関わらず、多くの車が滝桜を目指して追い越していくので、ちょっと焦る。
が・・・あと滝桜まで4kmほどというところで、大渋滞が始まった。
もっともこちらは自転車、渋滞の脇をすす~と通り過ぎる。
車で来た人、ここからいったいどれくらいで、滝桜の駐車場に着くのやら、ご苦労様。
7時前に滝桜に着いたのだが、凄い車と人人人であふれかえっていた。
さすがは滝桜の集客力、しかし混んでいる割には、とても広々とした一角にあるので桜の鑑賞には問題なさそう。
で、滝桜であるがその巨大さと花の量に圧倒される。
日本五大桜、また3大桜のひとつであるけど、他の桜が樹齢は古くとも、樹勢が衰えている木々ばかりだが、この桜は樹勢がすこぶる良好で木も巨大。
おそらく日本一巨大な桜であろう齢1000年の紅枝垂桜の存在感は凄いとしか言いようがない。
それをこの満開の時期に見ることができたのだから、感無量である。
本日のNo2の桜は、この不動桜。
この桜はとても人気があるらしく、かなり賑やかであった。
枝ぶりも見事。
針の木岳
針ノ木岳の山スキーコース、登る標高差1400mあまり。山容も険しく、今まで少し躊躇していたのだが、ここらで何とかしなくては。2つの標高差200mあまりの壁の登坂に、背中はゾクゾク、顔はヒクヒク、滑落の心配はなさそうだが、その高度感による緊張で行程の長さ以上にとにかく疲れた。
しかしその現実離れした景観と斜面は、とにかく感動のひとこと。すばらしい斜面、充実のツアーだった。
2004年4月30日 長野県大町市
日本三大雪渓の針ノ木雪渓があることで有名な山。また戦国武将佐々成政の針ノ木峠越えも、歴史ファンにとっては忘れがたい。針ノ木峠は、北アルプスで一番高い峠で、南アルプスの三伏峠についで標高が高い。
雪渓があるため、高山植物の宝庫で、夏にはたくさんの花が咲き乱れる。
参考タイム
扇沢(7:00)-大沢小屋(8:20)-マヤクボ沢の出会(10:20-11:00)-カールの底(12:30-13:00)-山頂肩(13:45-14:10)-大沢小屋(14:50)-扇沢(15:10)
山頂直下のまやくぼカールの底から、山頂を仰ぎ見る。山頂に向かって左側が、スキーに適した斜面。標高差200m、斜度30度の一枚バーンは至福のひと時。
滑るのは平気だが、高度感ある斜面を登るのは結構苦手。なるべく後ろを見ないよう、刻まれたステップをひたすら登る。
扇沢の駐車場から、すぐに川を渡り、少し進むと赤沢岳から針ノ木岳の稜線が見えてくる。その山容の険しさに圧倒される、さすが北アルプス。 大沢小屋の手前から、いよいよ今回の目的の針ノ木岳直下のまやくぼカールの斜面が見えてきた。カールの斜面の前に立ちはだかる、ダムのような斜面、どうやって登るのだろうか。
谷から見上げるアルペンムード満点の山稜。後ろを振り返れば、爺ヶ岳の眺め。ゆっくりゆっくり歩いて、高度を稼ぐ。
マヤクボ沢との出会いから見上げる、針ノ木峠。この斜面もなかなか良さそう。ほとんどの登山者はこちらに向かって行くが、私は右のマヤクボ沢のへと向かう。
マヤクボ沢から見上げる、針ノ木岳山頂。簡単そうに見えるが、ここからの急登が一番疲れた。体力的な疲労というより、高度感による緊張が精神的にこたえる。雪が緩んでいるので、滑落の心配はないが、雪が硬いとかなりやばい。
急登の途中、針ノ木峠の向こうには蓮華岳が。高度も随分増してきた。
この辺は、どこを向いても滑るにはすばらしい斜面ばかり。
やっと山頂直下のカールの底へ。穏やかな場所でなんだかホットする。山頂に向かって左側を見上げれば今回のメインイベントの一枚バーン。遥かかなたに登っていくスキーヤー見える。 こちらは山頂から向かって右側。こちらにも面白そうな斜面が広がっているが、今回は標高の高い方へ向かうということでパス。上からテレマーカーが滑ってきたので、斜面状態を聞いたところ、なかなか良い斜面だったらしい。
急登をひたすら40分あまり。やっと山頂の肩までたどり着いた。凄い絶景が広がる、やはり北アルプスは違う。山頂直下の肩は思ったより広く、くつろげる余裕があった。
山頂はすぐそこだが、最後にいやらしい急な斜面があるので、今回はパス。山頂まで40mといったところ。
北を向けば、スバリ岳。 稜線は鹿島槍ヶ岳、五竜岳、白馬連峰と続いている。
東には蓮華岳。 昨年の夏に登った水晶岳方面。薬師岳も見えるが、かなり霞んでいる。
お楽しみの斜面が、延々と谷沿いに続いている。山頂直下の大斜面は、雪質もまずまず、すばらしい大滑降が楽しめたが、その後がいけない。最近の降雪が、ストッパーのように滑らないのだ。
勢い良く飛ばして行ったら、ストッパーのような雪に捕まり、つんのめり状態で大転倒。その後はずっと、この雪質のため慎重にテレマークターンを繰り返して滑ることになった(実はテレマークターンがめんどくさくて嫌いだったりする)。それでもとにかく充実のすべりを堪能したことは間違いない。
遥かかなたの山頂を振り返ると、感慨もひとしお。登り6時間、下り1時間の充実ツアーであった。