吉田博展と川越散策

吉田博展を観に川越へ。これだけ大量の吉田作品を観るのは初めて。これが版画か!と感嘆する圧倒的な緻密さと表現力。そして吉田画伯の生き方が凄まじい。大正時代、当時アメリカで無名な画伯が、単身アメリカにわたり絵を売りまくるとは。一時間ほどじっくり観賞した後、お土産に図録購入。帰ってから、さらにじっくり鑑賞。素晴らしい企画展でした。

せっかく川越に来たのだからと、蔵の街をぷらぷら。お昼は「金笛うんとん処春夏秋冬」でかきあげうどんをいただく。麺はツヤツヤ、適度の腰でのど越しも最高。つゆは醤油の蔵元らしく、甘め少なく醤油の風味が強いシンプルな味わい。稲荷小路からの雰囲気も良いお店。観光客が戻った賑やかな通りを散策し、前から気になっていた山崎美術館へ。こちらは・・・・・・まあとりあえずここも入館済という事で ^^;)街はすっかりスイーツとカフェの街に。以前は割と年齢高めな街だったが、今はすっかり若者の街になったようだ。

最後はいつも行く旧山崎家別邸へ。ここは重要文化財の和洋折衷邸宅、100円で家屋や庭を堪能できるので、季節ごとに訪れている。蔵通りの喧騒は無縁、静かな空間を心ゆくまで味わって、川越を後にした。

利根川サイクリングロードと聖天様

いつもの荒サイから、たまには利根川へ。さすがに水いっぱいで広くて雄大。有名なグライダー飛行場へ。グライダー、かっこええ~、気持ちよさそう。学生さん?羨ましい。

久しぶりの聖天様。さすがに国宝、裏の彫刻は見れないけど。

チャリトレのモチベーションは、やっぱり食べること。
まずは聖天様名物、長い、でかい稲荷ずし。聖天寿司はテイクアウト専門、いなりずしを買って店の前の東屋で食す。しかしチャリトレにはでかすぎ、お腹いっぱいで動けない。
いなりずしの甘しょっぱいおあげ、味は美味しい。
しかし、今日の目的は、さわたのかき氷。聖天様をお参りしたあと、近くのさわたへ。世の中には、いろいろおしゃれなかき氷が増えたようだけど、自分にとっての王道は、宇治金時。子供の頃は味わえなかったこの贅沢、しかし食べ過ぎだ。お腹が苦しくて、自転車がうまくくこげない。
のんびり利根川沿いのサイクリングロードを通って帰宅。70km走って一週間毎日50km以上のチャリトレ達成。70kg越えの体重を、なんとか60kg代に戻せた。しかし気を緩めないよう、続けなければ。

城下町小幡と南牧村ちょっとしたカフェ

次の月曜日、二回目接種だから、乗るのはいまのうちと、貴重な晴れ間に小幡まで。ここが織田信長の子孫の城下町だとは、あまり知られていないのではないか。久しぶりに寄った織田家代々の墓所は、随分綺麗に整備されていた。以前はちょっとわびし気な状態だったように思う。前回は休館だった松浦氏屋敷へ。美しいい日本庭園と茅葺屋根の母屋。誰もいなかったので、30分ほど庭を見ながらのんびりと。外は暑いが、障子を開き切った座敷は涼しい風が吹き抜け快適快適。そのあと武家屋敷前や雄川堰の前で写真撮影。小幡は、古い街並みがそこかしこに残り、情緒たっぷりなのだけど、惜しむらくは食事するところが少ない。ということで、当初の予定どおり南牧村のちょっとしたカフェに移動。

久しぶりに、ちょっとしたカフェで昼食。これぞ、THE 古民家カフェのたたづまい。田舎のおばあちゃんの家で過ごしている気分だ。頼んだランチは、野菜のプレート。ほぼ全部野菜、少しだけ卵焼き。ここに来たらやっぱり美味しい野菜でしょ。野菜をしっかりかみしめて、いただきました。ここのオーナー様とはちょっと顔なじみ。お子さんが生まれたことなど、つれずれと。Tシャツ作りたいとのことなので、まずはロゴからデザインをお受けしました。はて、どんなモチーフがいいのやら。カフェを後にしたら、上野村へ抜け、いつもの快適過ぎる道を神流川沿いに鬼石まで。鬼石からは児玉、寄居、花園抜けて6時ころには帰宅。夏の名残を感じつつ、240kmあまり、それなりにしっかり走った。そして、シートに穴が空き雨でぬれた水分が染み出す。ジーンズがぐっしょり濡れたので、さすがにシート張り替えしなけりゃダメか。

観音茶屋と秩父札所三十一番 観音院

久しぶりの晴れ、バイクで走ると超気持ちいい。さわやかな風が吹き抜ける、暑くも寒くも無いって最高。思い立って、秩父小鹿野の観音茶屋。片道70kmのプチツーリング、車も少ないし快適快適。蕎麦ってやっぱり雰囲気重要。田舎の古民家風のお店で、気分もあがる。お通しでだされた、芋天ぷらとこんにゃくの田楽。甘酸っぱい柚子みそ最高。そしてメインのざるそばと野菜の天ぷら。これで1045円とコスパもなかなか。美味しくいただきました。

秩父札所三十一番 観音院そういえばまだ来たことが無かった。苔むした石段を登っていくと、大岩の下に本堂。そして隣には、白く一筋の滝。想像以上に良かった。ちょっとミニミニ山寺みたい。山のあちこちには石仏が、ちょっと不思議な空間。子供の頃だったら、かなり不気味で怖かったかもね。

江戸東京たてもの園

入院中の長女のお見舞いと、外出のお伴。
病院から割と近い、小金井の江戸東京たてもの園を嫁さんと3人で散策。
ここを訪れるのは8年ぶりくらい。前回は冬だったが、今回は昔懐かしい夏の風景。
年配の人が多いかな?と思っていたが、意外にも若い女性やカップルに人気らしい。
娘や嫁さんにも好印象ののようで、楽しんでもらえたみたい。
娘にとっては、イラストの背景描くのに、いい資料だとか。また来るようなことを言いていたので、かなりツボにはまったようだ。

江戸東京たてもの園内にあるカフェ武蔵野茶房。
レトロでモダンなデ・ラランデ邸の中にある。
コロナ禍で、園内は閑散としていたが、ここだけは大人気らしい。かなりおしゃれなテラスでいただくソフトクリームとアイスフロート珈琲。

大平山と栃木の街

梅雨の晴れ間、気分転換に大平山神社へ。先週の水曜日、長女が持病の悪化で緊急入院。なんやかんやでこちらも絶不調。あじさい坂は紫陽花祭りが行われていたので、随分賑わっていた。あじさい坂を登って、社殿まで行くのは初めて。結構な坂道で、ちょっとした登山。娘の回復を願って、なんどもお祈りした。

栃木は隣県だけど、けっこう近い。川越みたいに混雑していないところがいい。
平日ともなれば、静かなもの。

信州バイクツーリング2日目

今夜は松代の古民家で宿泊。こんな素敵な古民家に、格安で宿泊できる長野の定宿。
本来相部屋なんだけど、客一人で部屋を占有。
それにしても今日は疲れた。
近くの温泉施設、コトリの湯で寝落ち。
コロナ禍で、人も少なく、申し訳ないくらいに、贅沢。

古民家の宿に泊まったあとは、すぐ近くの旧横田家を見学。この春整備が終わったばかりで、どこもピカピカ。美しい茅葺屋根と、凝った意匠の家屋、新緑の楓が目にも鮮やか。小鳥のさえずりを聞きながら、縁側に座れば気分は古の春。

松代で一番気に入っている山寺常山邸。背後の山を借景に、贅沢なお庭を眺める。寒冷な地、長野ならでは、新緑の美しさは格別。屋敷内の丸窓から眺める楓は美の極致。こんな美しいお屋敷が、無料で拝観できるとはなんと幸せなことか。四季折々に訪れたいお屋敷である。

松代をあとにして、お隣の須坂に移動。
学生時代から何度も通過しているけど、意識していなかったので、こんなに古い街並みが残っていたとは、意外な驚き。
最近街並みを整備しているらしく、面白いお店も点在していて楽しめそう。
残念ながらコロナ禍の対策で、めぼしい施設はすべてクローズ。正直須坂くらいの街で、規制の必要性は感じないのだが?松代はオープンしていたし・・・・。
まあ美味しいイタリアンをいただいたので、また次回の楽しみという事で。

蔵の街須坂で、ふらりと入った路地裏の隠れ家イタリアン。
ランチパスタセット1200円(信州豚は+200円)信州豚のオイルソースパスタ。孤独のグルメ風、なんか、勝ったな、的な😁
イケメンシェフの、そっけない対応も、店に合い嫌いじゃない。

大子の永源寺と黒羽の大雄寺

大子のもみじ寺、永源寺。
紅葉はすっかり落ちていて、もみじで覆われるはずの境内は寂しい限り。しかし裏山の墓地と、トイレの裏には美しいカエデの巨木が。特にトイレ裏の大楓に、参拝者は誰も気づかない。いろいろ探して歩いてみるものだ。

大田原市黒羽の大雄寺。
夏来た時は、もっとカエデの木が多いかと思ったが、実際紅葉の時期に来てみるとそうでもなかった。日が陰った境内は、地味に暗いだけだった、残念。
確か隣に黒羽藩城代家老の旧浄法寺邸があったと思い出し行ってみると、お庭のもみじが西日に輝いていた。

白水阿弥陀堂

先月に続き今月も白水阿弥陀堂。
先月は色づき始めだった紅葉、今日は若干最盛期は過ぎたものの、まだあでやかな紅色をとどめていた。紅色の浄土庭園に浮かぶ、国宝白水阿弥陀堂。

北海道ツーリング2020 2日目

朝一で昨日拝観できなかった国宝の白水阿弥陀堂に向かう。
建立は1160年、奥州藤原家、藤原清衡の娘による。美しい浄土庭園の中にある、優雅で気品ある阿弥陀堂。中は撮影禁止だけど、阿弥陀如来と二体の菩薩と二体の天を間近に拝観できる。昨日拝観に間に合わず、朝一出かけて正解。静かな境内を独り占め、荘厳な雰囲気を存分に楽しむ事ができた。紅葉は少し色付き始め、最盛期にはカエデが紅く染まり、見事なことだろう。

白水阿弥陀堂
〒973-8405 福島県いわき市内郷白水町広畑221

いわきから浜通りを北上。以前通行止めで通れなかった国道6号を走ってみた。いわきからしばらくは、工事現場が多いながらも、道や建物は綺麗で、あまり震災の影響は見当たらなかった。随分復興したんだなあと思ったのも束の間、帰還困難区域の看板が現れた途端、道の両側には家電量販店など大型店舗の廃墟が現れる。コンクリートの柱が剥き出し、割れた窓など壊れっぷりが痛々しい。一方民家はツタや樹木に覆われ緑に飲み込まれている。この光景を見ると、復興はまだ遠いとしか思えない。かなり緊張して通りすぎるが、相馬あたりまで来ると、もう完全に普通の生活が行われていた。なんかすごいギャップがとても不思議だった。

相馬市あたりでお腹がすいたので、おいしそうなお店がないか検索。
そしてビジュアルで気になったお店に行ってみる。
おいかわ食堂のあさりバターラーメン。
これで850円とは、なんと贅沢な味わいだろう。

おいかわ食堂
〒976-0022 福島県相馬市尾浜追川186−1

当初使わない予定だったが、時間が迫ってきたので、高速利用して一気に気仙沼まで。時たま横風でオットット。唐桑半島の先端、御崎野営場に着いたのは5時ちょっと前。管理人が不在の為、書いてあった連絡先に電話して呼び出す。とても親切なんだろうけど、訛っていて半分くらいしか聞き取れない。適当に相づちをうっておく?本日は独り占め、貸し切りだ。ただ人里離れた林の中なので、ちょっと不気味。なので夕食は、明かりの下の炊事場で。レトルトのクラムチャウダーに、サケおにぎりを入れて煮込んだ、リゾット風雑炊。きのこおこわおにぎりと、野菜サラダ。これなら、コンビニ弁当でいいじゃん?とはならない。ひとりテントでコンビニ弁当は、流石に嫌だ。今日はペグもよく入るし、設備も立地もなかなか良い。これで料金450円は嬉しいところ。ただ岩にぶち当たる波の轟音が、ちょっとうるさい。

御崎野営場
〒988-0554 宮城県気仙沼市唐桑町崎浜4