北海道ツーリング2020 5日目

今日は昨日の風もおさまり、ポカポカ陽気、穏やかに始まった。とりあえず寝たいだけ寝て、軽く朝食。キャンプ場を出たのは、10時と超のんびり。北は今日もあまり天気が良さそうじゃないので、洞爺湖近辺でだらだら過ごす。少し走ったらもう洞爺湖、しかしこの辺の木々は本格的な紅葉が始まっている。今シーズン初の紅葉ショット。

今日は停滞の日なので、洞爺湖憩いの家で、のんびり温泉に浸かる。目の前は洞爺湖の大パノラマ、なんとも贅沢な眺め。お風呂はまあ普通だけど、おじいちゃんとおばあちゃんが、弁当食べてるローカルな温泉。和むわ〜。そしてそのすぐそばのカフェレイクトーヤで昼食。洞爺湖温泉街と湖の対岸などで、人が少なく、閑散としている。タコライスをいただく。野菜不足にはちょうどいいか?お店でたらなんか空が怪しくなってきた。

カフェ レイク トーヤ
〒049-5802 北海道虻田郡洞爺湖町洞爺町127

お勧めされたモラップキャンプ場は、週末のみ、それも明日で営業終了とのこと。今日は泊まれないらしい。それでは仕方ないので、同じく支笏湖にある、美笛キャンプ場を本日の宿とする。
洞爺湖から、支笏湖に向かう途中、本格的な雨になった。流石に雨の寒さで芯まで冷え冷え、・・・辛い。キャンプ場に着く頃は、雨もあがり、雨のテント設営とはならず助かった。
1000円払ってチェックイン。人気のキャンプ場とのこと、平日にも関わらず大賑わい。車で中まで入れるので、皆さん大型テントと焚き火で楽しんでいる。ざっと見渡しても、バイクは私一人、ちっちゃな山岳用テント、アウェイ感半端ない。こういうキャンプ場、苦手かなあ。
それでも夕闇があたりを覆い、そこら辺からパチパチと焚き火の音がし、森の中にポツポツ明かりが灯るのは、なかなか趣があって良い。虫もいないし、秋は絶好の焚き火シーズンだ。少し焚き火キャンプも、考えてみるか。
今日の夕食は、うどんにレトルト牛丼の具をかけた牛うどんと惣菜のおいなりさん。なんでご飯じゃなくて、うどんかというと、早く茹で上がるし、食器洗いが楽。ご飯がわりに、うどんはなんでも代用できるのだ。食後のドリップ珈琲、お供は懐かしいルックチョコレート。子供の頃、こいつは憧れ。

美笛キャンプ場
〒066-0285 北海道千歳市美笛

北海道ツーリング2020 4日目

5時起床して、函館行きフェリー乗り場に。キャンプ場のもう一台のバイクも、フェリーかと思ったが、バイクは自分ひとりだった。こんな朝早く、何処へ?適当にチケット予約したら、ファーストシートだった。寝不足だから、ちょうど良いかも。

約2時間の船旅で函館到着。
函館は昨年徘徊して、すっかり好きになってしまった。通り過ぎるだけではもったいないので、大好きな場所で、写真を何枚か。異国情緒たっぷりな港町、良いよなあ。

函館の地図を見てたら、城岱スカイラインなるものを見つけた。紅葉綺麗かな?と思って行ってみると、凄い大展望に感激。これぞ北海道、やっぱりええわ〜。珍しく自撮り。それから鹿部町へ抜け、駒ヶ岳を海側からぐるっと回り込む。ローカルな道、殆ど車も走っちゃいない。超気持ちいい〜てのも、すぐに飽きるが。駒ヶ岳、今日もカッコ良かった。

城岱牧場展望台
〒041-1104 北海道亀田郡七飯町上藤城

昼食は北海道でカレー活。水を一切使わない、ルーなしチキンカレー。ピリ辛、濃厚、ほぼカレー味の肉だな。オーナーは147GTAのオーナーで、ライダーです。お店忙しいなか、ちょっとだけ話をしました。

グラス
〒049-3521 北海道山越郡長万部町大町31

羊蹄山の麓にあるカフェに寄りたかったのだけれど、時折時雨できたので諦め、早めのキャンプ場へ。アルトリ岬キャンプ場、設備はトイレと水場だけのシンプルでワイルドな無料キャンプ場。風が強いので、海岸のキャンプはどうかなと思ったが、風除けもあり、何とか設営できた。やはりテントは山岳用、こんな強風でもちゃんと設営できる。ひさしが張り出した形は、風に弱いので過酷な条件では無理だ・・・と以前痛い目にあった。ツーリングの疲れが溜まり、ちょっと偏頭痛。テントを張ったらすぐにシュラフに潜りこみ、夜まで寝てました。
エアーマットと羽毛シュラフでぬくぬく、極楽の寝心地で起きた時には偏頭痛も治まっていた。夕食は、セイコーマートで買った100円シチューに、パスタとベーコンぶっ込み。あとはサラダ。暖かい食事が嬉しい、少し風も弱まって、星空が綺麗な夜。

アルトリ岬キャンプ場
〒059-0156 北海道伊達市南有珠町107

北海道ツーリング2020 3日目

昨夜の風もおさまり、今日は静かな朝。その分冷え込んで、10度を下回っているだろう。ダウンと暖かいスープ、珈琲が嬉しい。明日は大間からフェリーに乗るので、今日の行程は450kmあまりと、ちょっと長い。綺麗な朝焼けだが、展望がないのが、少し不満なキャンプ場。

気仙沼から、高田、大船渡、釜石、宮古と通り過ぎた。海岸沿いのもっと難路を想像したが、ほぼ無料の高速道路で、トンネルを繰り返し、真っ直ぐな道。快適ではあるが、海や街並みもチラチラしか見えないので、なんだか拍子抜け。次回はもっと海沿いの道を探究しなければ。久慈で3日ぶりの風呂に入り、着替え。気温低めなので、着替えが少なく済んでいい。どうせ誰にも会いはしないから?
久慈でイクラ丼をたべた。今回もまたビジュアル優先で食べたけど、味のほうも間違いなかった。
それにしても、綺麗な丼、1550円。こんな時にしか食べないから。御馳走様でした。
喜多八食堂
〒028-0041 岩手県久慈市長内町第37地割1−26

食後泥だらけのバイクを洗車。綺麗になったと思ったら、すぐに小雨で元の木阿弥。

八戸の海岸に寄り道したら、綺麗な大波とサーファーが10人ほど、カッコよくサーフィンしてた。鎌倉あたりの、しょぼいのじゃなくて、テレビで見るようなカッコイイ大波だ。

小舟渡海岸
〒039-1201 青森県三戸郡階上町道仏廿一

あとは大間目指して北上。日が暮れると、急に気温低下、冬の寒さに。10度を下回るのはいいが、風が厄介。むつ市で吉野家はなまるうどん、ぶっかけうどんと小牛丼セット。体が温まる。夜の真っ暗な大間までの海岸通り。ワインディングもあるので、慎重に走る。昼な楽しいワインディングも夜はしんどい。地元民は相当なスピードで走るので、バイクの暗いライトでは、夜は怖い道だ。8時半頃大間到着。昨年も来てるので、夜でも問題ない。風が強くて、テントで設営には、ちょっと手間取ったが。市街地にある、快適な無料キャンプ場。昨年はバイクいっぱいだったが、今日は自分を含めてバイク二台、テントで2張。車中泊5.6台といったところ。明日のフェリーが7時なので、ここでは炊事等面倒な事はせず、寝るだけだ。

大間崎テントサイト
〒039-4601 青森県下北郡大間町大間平17−1

北海道ツーリング2020 2日目

朝一で昨日拝観できなかった国宝の白水阿弥陀堂に向かう。
建立は1160年、奥州藤原家、藤原清衡の娘による。美しい浄土庭園の中にある、優雅で気品ある阿弥陀堂。中は撮影禁止だけど、阿弥陀如来と二体の菩薩と二体の天を間近に拝観できる。昨日拝観に間に合わず、朝一出かけて正解。静かな境内を独り占め、荘厳な雰囲気を存分に楽しむ事ができた。紅葉は少し色付き始め、最盛期にはカエデが紅く染まり、見事なことだろう。

白水阿弥陀堂
〒973-8405 福島県いわき市内郷白水町広畑221

いわきから浜通りを北上。以前通行止めで通れなかった国道6号を走ってみた。いわきからしばらくは、工事現場が多いながらも、道や建物は綺麗で、あまり震災の影響は見当たらなかった。随分復興したんだなあと思ったのも束の間、帰還困難区域の看板が現れた途端、道の両側には家電量販店など大型店舗の廃墟が現れる。コンクリートの柱が剥き出し、割れた窓など壊れっぷりが痛々しい。一方民家はツタや樹木に覆われ緑に飲み込まれている。この光景を見ると、復興はまだ遠いとしか思えない。かなり緊張して通りすぎるが、相馬あたりまで来ると、もう完全に普通の生活が行われていた。なんかすごいギャップがとても不思議だった。

相馬市あたりでお腹がすいたので、おいしそうなお店がないか検索。
そしてビジュアルで気になったお店に行ってみる。
おいかわ食堂のあさりバターラーメン。
これで850円とは、なんと贅沢な味わいだろう。

おいかわ食堂
〒976-0022 福島県相馬市尾浜追川186−1

当初使わない予定だったが、時間が迫ってきたので、高速利用して一気に気仙沼まで。時たま横風でオットット。唐桑半島の先端、御崎野営場に着いたのは5時ちょっと前。管理人が不在の為、書いてあった連絡先に電話して呼び出す。とても親切なんだろうけど、訛っていて半分くらいしか聞き取れない。適当に相づちをうっておく?本日は独り占め、貸し切りだ。ただ人里離れた林の中なので、ちょっと不気味。なので夕食は、明かりの下の炊事場で。レトルトのクラムチャウダーに、サケおにぎりを入れて煮込んだ、リゾット風雑炊。きのこおこわおにぎりと、野菜サラダ。これなら、コンビニ弁当でいいじゃん?とはならない。ひとりテントでコンビニ弁当は、流石に嫌だ。今日はペグもよく入るし、設備も立地もなかなか良い。これで料金450円は嬉しいところ。ただ岩にぶち当たる波の轟音が、ちょっとうるさい。

御崎野営場
〒988-0554 宮城県気仙沼市唐桑町崎浜4

北海道ツーリング2020 1日目

旅の初めはバイク神社から。ほんと偶然通りかかった安住神社。これも何かのご縁、御守り買ってこの旅の無事を祈った。この旅も、安全運転心がけよう。
安住神社
〒329-1224 栃木県塩谷郡高根沢町上高根沢2313

旅を開始早々、昼食は美しい森の中のカフェ。トロトロオムライス、最高に美味しい。こんな出会いが、旅の醍醐味。時折雨がパラパラくるので、安全第一のんびり亀のごとく進む。
Cafe+Gallery Komorebi
〒324-0502 栃木県那須郡那珂川町三輪967

雨のため行程が遅れ、白水阿弥陀堂の拝観時間に間に合わなかった。ゆっくりし過ぎた、明日出直し。本日の宿泊地、夏井川渓谷キャンプ場に着く頃は、日没間近だいぶ薄暗い。無料のキャンプ場だが、ペグが刺さり難いことを除けば、設備は良く管理されていて、快適。先客2組、3人と静かで、ちょうどいい人の気配。いつものように、スープパスタとレトルトハンバーグ、サラダとシナモンロール。お腹いっぱいだが、ドレッシング忘れた、マヨネーズでも買っておこう。基本ゴミが少なく、燃料を消費しない、食器があまり汚れない等、キャンプ飯というより、山飯に近いのが自分のスタイル。飯を食べたらもうする事ない。時々小雨、暑くもなく寒くもない、虫の音大合唱、福島県いわきの夜。
夏井川渓谷キャンプ場
〒979-3124 福島県いわき市小川町上小川江田地内

北海道バイクツーリング 10日目

07:30 きじひき高原キャンプ場
08:30 函館フェリーターミナル
11:00 大間フェリーターミナル
12:30 むつ市 イエローハット
20:40 東北道長者原サービスエリア
24:00 鴻巣市自宅

朝目が覚めると、空がものすごく紅い。
素晴しい朝焼けに、カメラをもって急いで展望台へ。
北海道最後の朝、美しい朝焼けにしばし感動。

さて、たっぷり北海道を堪能した後は、津軽海峡渡って本州へ。
函館フェリーターミナル、9:30発だから、のんびり向かう。
もう雨はうんざりだから、台風来る前にたどり着きたい。
最後まで気を抜かないように、無事帰宅せねば。

大間のフェリーターミナルを11時に降りて、本州上陸。
長距離でチェーンオイル切れが気になったので、むつ市のイエローハットでチェーンオイル購入。少しでも時間を節約したいので、昼食はコンビニで済ませて、先を急ぐ。
高速道路を使うつもりはなかったのだけど、台風が近づいているのでは仕方がないので、東北自動車道に入る。満タンでの航続距離が220kmくらいなので、ガス欠にならないよう、注意深くサービスエリアで給油。ガソリンスタンドがあるサービスエリアが少ないので結構気を遣う。休憩がてらちょうどいいのかもしれないが。
あと自宅まで350km。だいたい仙台くらいまで高速走ってきたけど、w650 の風圧と振動で辛い。下道をいくら走っても、たいして疲れないけど、高速を3時間も走ると、ほんと地獄。
アクセルワークの右手も、おかしくなってきた。
高速はalfaromeo156の路面に吸い付くような走りがやっぱりいいです。

仙台付近で、ちょっとだけ雨にあったが、700km高速走って、無事帰宅。
10日間で、4054km。よく走った。
久しぶりに、旅したなという感慨。
世の中のおっさんがはまるのも、無理もない。
さて、次はどこに旅しよう。

北海道バイクツーリング9日目

08:30 洞爺湖北海ホテル
09:30 道の駅 ニセコビュープラザ
10:00 高野珈琲店
14:00 函館大沼
16:00 きじひき高原キャンプ場

昨日の雨もあがり、穏やかな朝。ホテルの窓から見る洞爺湖が美しい。ホテルの宿泊ですっかり昨日の疲れもとれたし、今日は北海道ツーリング最後の一日を楽しもうとニセコに向かうことにする。
緩やかなカーブが続く快適な道を一時間ほど走って、道の駅 ニセコビュープラザへ。ここで一休みとも思ったが、せっかくだから雰囲気にがいいカフェで珈琲でも飲みたいと、Google Mapでカフェを検索すると、近くに珈琲焙煎の店が見つかったの。
羊蹄山を窓から眺められる、高野珈琲店におじゃま。羊蹄山は昨日初冠雪があったようだけど、残念ながら雲の中。せっかくの珈琲専門店、一番酸味の強いエチオピアの豆をいただく。
丁寧にハンドドリップした、爽やかな味わい。景色も雰囲気も味も最高。 残念なのは、ニセコは遠い。いやまたスキーで近いうちに是非来たいのだが・・・・。

北海道の快適な道を惜しむように、のんびり走る。それでも決して遅い速度ではないのだが、ばんばん車に抜かれる。そろそろネズミ捕りも警戒しなければならない地域に入るので、自制してあくまで安全運転を。
内陸から、内浦湾の海岸線に出ると、だんだん駒ケ岳が近づいてくる。海からそのまま駒ケ岳山頂に続くラインが美しい。駒ケ岳の美しく見える海岸線で、写真撮影。
さらに駒ケ岳山麓まで来て、山とバイクの写真撮影。ここまで来ると、今回の旅路も終わりが近いなと少々感傷気味。
せっかくだから函館本線と小沼、駒ケ岳の撮影スポットで、列車を待機。しばらく待つと列車が通過、なかなかいい写真が撮れた。
大沼のカフェ、ダイアンで遅い昼食をとる。ポークステーキ、柔らかく美味しかった。

北海道最後の夜は、函館を見下ろす高原のキャンプ場。
昨日の風雨とは打って変わって、静かで穏やかな夜。
ここから眺める函館の夜景を撮影。
そしてあとは 一人静かに炎を見ながらハイボール。
明日はゆっくり南下したいのはやまやまなれど、 台風が近づいているということで、津軽海峡渡って高速で一気に南下予定。700kmの移動、長い一日になりそうだ。

北海道バイクツーリング8日目

07:00 上士幌航空公園キャンプ場
07:45 ナイタイ高原牧場
12:30 道の駅 自然体感しむかっぷ
13:00 道の駅 夕張メロード
15:40 虎杖浜駅
17:30 洞爺湖北海ホテル

今朝は冷え込んだ、寒い寒い。
手がかじかむ寒さ、10度を下回ったようだ。
冬型の気圧配置なので、雨の富良野方面を諦め、十勝あたりを徘徊するか。

昨日もらった観光パンフレットに載っていた、ナイタイ高原牧場に行ってみる。
素晴しく気持ちよい道を走って、牧場に着くとそこには日本とは思えない大展望が。
ここなら地平線が見えそう。今回のツーリングで、一番北海道を感じる景色に出会った。
こんな素晴らしいところが、全くマイナーであまり知られてないなんて、北海道恐るべし。レストハウスからの展望も凄いが、ここまで登ってくる道が、夢のように美しい道。下るとき、途中時間をかけて静止画と動画の撮影タイムをたっぷりとった。

ナイタイ高原牧場をあとにして、北海道の太平洋側は晴れということで、富良野に向かった。ここは十勝平野、これぞ北海道というどこまでもどこまでもまっすぐ続く道を気持ちよく走る。天気もまあいいだろうと思っていたが、サホロリゾートあたりで、ポツポツ降り出し、狩勝峠に差し掛かるころには、土砂降り。標高は600m越えで寒い寒い。
富良野をあきらめ、途中左折してトマムから夕張を目指す。
気圧配置は冬型、今日の大雪山は初冠雪。そんな冷たい雨と風が、容赦なく体を痛めつける。なんとか新夕張を越える頃、やっと雨がやんで、暖かい日差しが降りそそぐ。
昼飯で食べた道の駅のハンバーガー、この味で650円なら、通いたくなる。

あとは、室蘭あたりの幕営地にのんびり向かうだけと、走っていたらまた雨が降り出した。
海岸線の遮るものの何もないところで、またも冷たい雨と強風。完全に心が折れた。
途中、虎杖浜駅で雨宿りして、今日の宿をネットで予約。
室蘭あたりで宿を取りたかったか、適当な宿が無くて、洞爺湖の温泉ホテルへ。
宿の近くのラーメン屋で夕食を済ませ、宿でなんとかホット一息。温泉の温かさが体に染み込む。
ほんとタフな1日だった。

北海道バイクツーリング7日目

06:30 尾岱沼ふれあいキャンプ場
07:30 野付半島ネイチャーセンター
08:40 道の駅知床・らうす
09:30 知床峠
11:00 北浜駅
12:50 美幌峠
14:30 阿寒湖
15:30 足寄駅
16:30 上士幌航空公園キャンプ場

朝起きたら海側、東の空が燃えるように美しい。
急いでカメラを取り出し、何回もシャッターを切る。
写した写真がこちら、この色の空は今まで見たことが無い。
水平線に見えるのは、砂州が発達した野付半島。

せっかくだからテントサイトからすぐ前に見えた野付半島を走ってみる。
道を挟んで両側が海、東側は国後島がすぐそばに見える。
荒れた原野っぽい湿地をエゾシカが駆け抜けていった。

羅臼まで国後島を見ながら走る。 日本で一番国境を意識する場所かもしれない。
羅臼から知床峠超えのワインディングロード。
R334は素晴らしくダイナミックで、楽しい道だけど、いかんせん天候がイマイチ。さっきまで見えていた、羅臼岳も雲の中。途中道をキタキツネが横切って行った。

知床峠を越えたら、オホーツクを望む北浜駅へ向かう。
この駅でバイクの写真撮ってみたかった。線路を挟んで駅舎からオホーツク海を望む旅情満点の駅。ただ実際来てみると、観光客が結構来るので、構図の自由はきかない。
駅の半分はカフェになっているので、ランチにする。最果て感のある駅で、美味しい豚肉のステーキランチ。と思っていたら、ちょうど列車が入ってきた。車窓から海を眺めてのんびり列車の旅も楽しそう。

天気予報ではこれから日本海側、北よりは天気が崩れるということなので、南下して再び北海道の太平洋側へ。
屈斜路湖、阿寒湖と美しい湖をのんびり巡るつもりだったが、山の上は雲の中。阿寒湖では本格な雨まで降りだした。阿寒湖でキャンプするつもりだったが、雨のキャンプは避けたい。阿寒湖での宿泊を諦め下界に降り先に進む。

山を降りたら雨も上がり、眠くなるような快適な道を松山千春の故郷、足寄まで来た。ここで検索しして、良さげなキャンプ場を探す。少し先の上士幌航空公園キャンプ場が良さそうだ。近くのふれあいプラザで、お風呂も使える。
キャンプ場に着くと、10組くらいのライダーたちが、おのおの好き勝手な広いサイトに点在してテント設営。日が暮れて、お風呂をあびて帰ってきたころ、キャンプ場の料金500円を徴収しにおじさんが待っていた。
今日の夕食も毎度おなじみ、セイコーマートで調達。今夜はなんだか冷えてきたな。

北海道バイクツーリング6日目

07:00 コンフォートホテル釧路
08:30 温根内ビジターセンター
11:00 細岡展望台
14:15 納沙布岬
17:00 尾岱沼ふれあいキャンプ場

朝起きたら外は気持ちの良い快晴。
昨日の雨でバイクドロドロなので、コイン洗車場へ。朝一のバイク洗車でスタート。
せっかくの釧路湿原なので、温根内ビジターセンターの木道を歩く。しかし湿原といってもヨシばかり、学術性はともかく、景観的には如何なものか。これなら渡良瀬遊水地となんら変わらんではないか。
それではと湿原の東側の展望台へと向かってみる。Google MAPで案内された道は、がっつりダートだ。しかしこれがワイルドで、面白い。途中蛇行する、いかにも湿原を流れる川も趣き深い。
思いがけずタンチョウが三羽悠々と道を横切る。まさかタンチョウに会えるとは、思ってもみなかったので、びっくり。
細岡展望台からは、これぞ湿原とい大展望が開けていた。やはり釧路湿原は、歩くのではなく、高台から展望するのが一番のようだ。

釧路湿原を後にして、最終目的地納沙布岬を目指す。途中どこまでもどこまでも続く、牧草地の丘を駆け抜ける。日本離れした、素晴らしい景観に感動。走っても超楽しい道だ。
納沙布岬は、荒涼とした岬だった。歯舞諸島がすぐそこに見える。ここに立って、初めて北方領土問題が実感として感じる。すぐそこがロシアだなんて。
納沙布岬から、どこかアラスカを思わせる、寒々しい原野を通り抜け、広々した牧場地帯をぬけて、今日のキャンプ場を目指す。

本日の宿泊地は、尾岱沼ふれあいキャンプ場。
目の前に海が広がる絶好のロケーション。
今日の夕食は、お粥(鮭)とイワシの蒲焼き缶詰、サラダ。疲れた体に、優しいメニュー。オススメのガラナサワーと一緒に。
そうこうしていると、海から真っ赤な月が昇ってくるではないか。海から昇る月なんて初めて。
美しい月を眺めながら、旅の夕食なんて最高じゃないか。