実家に帰省中なので、久しぶり高校3年間通った、掛川をぶらぶら。
掛川城は残念ながら改修工事のため、足場の中で見えないし、立ち入り禁止。高校生時代は、再建前だったので、あまり愛着はないが、出張で時折新幹線から眺める故郷の天守はいいものだ。
流石に卒業して40年も経てば街中は随分変わったけど、門前から見る母校がまるで変わってないのは、びっくり。
掛川城天守に登れないので、二の丸茶室へ。
後で知ったのだが、ここは将棋の王将戦の会場とのこと。
藤井聡太氏と渡辺明氏が対戦したのもこの茶室。
茶室とお庭は新しいのだけど、その品格はなかなか。
美しいお庭を眺めながらいただく、抹茶は格別に美味しい。
お庭も小さいながらも、楽しめる演出が随所にあり、良い時間を過ごすことができた。
二の丸茶室を後にして、二の丸美術館、ステンドグラス美術館をスルーして、奥に進むと何やらお屋敷が。うーむ、ここもまったく知らなかった。
公開されたのは、ここ15年くらいというから無理はない。
重臣の武家屋敷があった竹の丸に、明治の豪商が建てた邸宅。平成19年に修復後、一般公開されたとのこと。
最初は見学にだけのつもりだったが、カフェスペースがあまりに素敵で、ミートグラタンランチをいただくことにした。ランチメニューは、別にパスタランチがあるだけで、ちょっと心配だったが、食べるとしっかり美味しい。
従業員さんに聞いたところ、運営に掛川グランドホテルが入っているとのことで、味も納得。ということは、カフェメニューのケーキで、藤井聡太氏が対戦中に食したCHABATAKEケーキが食べらるるのか?確認しとくのだったが、後の祭り。なんでもこのケーキ、大人気で幻のスイーツらしい。
ちょっと残念だったのは、他の若い女性グループの女子会トーク。同世代の友達?現状噂話を延々と大声で。
まあそれでも、建築とお庭も十分堪能したし、良しとします。
掛川散策の最後は大日本報徳社。なんでも二宮尊徳の思想を広める秘密結社(嘘)だそうだ。
まあ組織はどうでも良いが、この馬鹿でかい吹き抜けの講堂には圧倒される。明治36年に建てられた、日本で最初の公会堂とのこと。
その他皇室払い下げの建築物とか、明治初期の民家とか、昭和初期の鉄筋コンクリート建築とか、興味深い建物群。
建物群を解説くださった係の方、ありがとうございました。
雨も強くなってきたので、ここらで実家に戻りました。私の知らない掛川、3時間あまりのショートトリップ、なかなか充実した時を過ごした。