あまりに綺麗だったので、1時間半くらい、日が暮れるまで、ずっと富士山を眺めてました。
こんなに長く富士山を見たのは、生まれて初めてです。
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武田氏ゆかりの、雲峰寺、甲斐善光寺、武田神社を巡ったが、一番印象に残ったのが甲斐善光寺の隣にある東光寺。
その仏殿は織田氏の焼き討ちにも、甲府大空襲にも焼けることがなかった重要文化財。簡素でとても美しい檜皮葺きの建物です。
そして仏殿を囲むように造られた心地よいお庭。
本堂の裏手には、有料で県指定の名勝、東光寺庭園もあるのですが、それよりも仏殿を囲むお庭のほうが心地いいほど。
とにかく住職様の心遣いが滲み出るような、そんな境内です。
惜しむらくは、仏殿の薬師如来と十二神将が近くで拝観出来ないことと、本堂が鉄筋コンクリート。もうちょっと考えて欲しかった。
それでも、寒いながらも穏やかな冬の日、静かに心ゆくまで、堪能させて頂きました。
久し振り、と言っても30年ぶりくらいになるのだが、国道411大菩薩ラインを抜けて甲府盆地に来ました。
就職して暫く、この道を通って埼玉から静岡の実家に帰郷したもの。と言っても走るのは大抵夜中にすっ飛ばして帰ってたから、記憶も殆どないのだけど。
年末、さらに少し雪があるためか、この道がすこぶる快適。殆ど車も走ってないから、自分のペースで快適ワインディングを堪能しました。
冬枯れのこの時期でも、美しい森を抜ける道ですから、新緑や紅葉の時期は、さぞ綺麗でしょうね。
おまけに高速代かからないし。
埼玉の家から甲府盆地まで、3時間ちょっとで抜けられるから、これは盲点でした w
写真は、塩山下小田原上条伝統的建造物群保存地区です。
やっとフライヤーのデータ入稿完了。
こんな忙しい時期ですが、昨日(もうおとといか)ちょっと長野まで取材に。
この時期の晴天しか見れない風景、小川村から見る桜と北アルプス。
ライフワークの山上集落巡り、標高500m-1000mを自転車で上ったり下ったり。
自転車は、車じゃ入れないような道もすいすいいけるから、普通じゃ見れない風景もばっちり撮影できました。
4月の終わりからGWにかけて、小川村から信州新町あたり一帯の山上集落は山桜が咲き乱れ、かやぶき屋根の多く残るこの一帯は、まるで100年前にタイムスリップしたようです。
5月中旬までずっと北アルプスに通い続けたのですが、もっぱらスキー目的で途中にあるこの一帯はまだまだ調査不足。走ったことのない道も多く、走るたびに新しい驚きの風景に出会えるワンダーランド。
といっても世間的には、まだまだマイナーな地域で、山全体が桜に覆われる素晴らしい場所から北アルプスを撮影するのは、自分ただ一人、遠くに農作業をするお年寄りが見えるだけ。なんとも贅沢な環境なんです。
取材旅行の終わりは、大岡村にある大岡温泉。この露天風呂からは夕暮れの北アルプスが望むことができ、眼下のはひなびた農村と棚田が広がる。
こんな最高のロケーションなのに、入浴料350円、これはたまりません。