島根県にある、日本一の日本庭園として有名な足立美術館。
その庭園は見事としか言いようのない素晴らしいもの。一生に一度は見ておいた方がいい。まあ、二度見たいかと言われれば、もういいかな。
実際は西洋人が日本一と評価しただけで、日本人からすると、ちょっと違う。確かに西洋人が好みそうな、少しずれた日本らしさ。和風の西洋庭園といったところか。
この庭には、幽玄とか、わびさび、野趣、禅とかいったしっとりした情緒が欠落している。無性に夏の京都化野あたりを散策したくなった。
料金が2300円という料金も、庭園の維持管理、再訪はないということを考えると、致し方ないか。
高畑勲展
丸の内のハンバーガーからの、高畑勲展、その後の歌舞伎町のパブまで。
親ばかの動く財布やってきました。
娘とサシのお酒は、初めて。
楽しければ、それでいい。
天の川見ながら、焚き火とお酒、キャンプは約束したからな。
青梅散策
代官山蔦屋書店
所用で渋谷に出かけた長女と渋谷東急ハンズで合流。
6Fのレーザー加工ショップ見学。お店自体は非常に小さく、あまりサンプルも見られなかったのだが、店員の方にあれこれと質問してみた。このショップは、店頭で加工をしているのだが、実態はレーザー加工機器の販売や、加工材料の販売。
加工素材をこの目で確認できたので、さっそくWEBショップで購入してみよう。
長女にデザイン課題を与えたら、それなら関連書籍を購入したいとのこと。娘の勧めで代官山蔦屋書店に向かう。
珈琲を飲みながら、デザイン関連本をあれこれ物色。最近書籍はもっぱらアマゾンで購入だが、やはりリアル本屋は楽しい。
20代の頃は技術書籍を買いあさって、休日になれば都内の本屋を歩き回ったものだ。
デザイン関係の本は、見ているだけでワクワクするうえ、隣の長女とデザイン談義しながらなので、あっという間に楽しい時間も過ぎてしまった。
全部で6冊、2万円くらいの大人買い。
帰りがけ、今話題のLOVOTのデモ展示会を覗いてみる。
自宅に欲しいとは思わないが、高齢の両親の見守りとして、近い将来購入は必須か。ITの苦手な高齢者には、優しいインターフェイスで、必要な事項の御用聞き機能があれば完璧。
1体350000円と割と高額だが、月々10000円弱のレンタルもあるらしい。高齢者の見守りサービスとしては、割と妥当な価格設定かも。
葉山でカーイラストとモデルを鑑賞
友達のカーモデルクリエーター、市原さんとカーイラスト界の重鎮、大内氏と渡邉氏のコラボ個展を観に葉山へ。
正直こっち方面はいつも渋滞しているので苦手。渋滞は嫌だからと、早朝出ようと思ったら、今度は少しうとうとしただけで眠れない。結局寝不足のまま朝3時半に奥多摩出発したら、6時半過ぎには到着してしまったので、三崎まで行って朝食がてら三戸浜海岸で暇つぶし。
w650と海の風景は初めてだ。
ゆっくりと個展会場のカフェ葉山時感へ。
9時半とフライング気味だったけど、市原さんとご挨拶して気持ちよく入店させていただいた。
おかげで巨匠大内氏ともゆっくり歓談させていただいた。
会場にはどれも精緻に仕上げられた1/43の珠玉のカーモデルたちと巨匠の素晴らしいイラスト。車好きにはたまらない空間です。
そのうち、久しぶりにお会いする車友達も来場して、そこかしこで賑やかな笑い声が。ぽかぽかな小春日和の一日、楽しくすごさせていただき、ありがとうございました。
葉山まできたのだからと、三崎で悠々自適のカヌーライフをおくっている上野さん宅に久しぶりにお邪魔して、美味しい海の幸をいただいた。寝不足ということで帰宅前の仮眠までさせていただき、無事帰宅することができました。
それなりに疲れる湘南、三浦方面だけど、海も良いものだ。
御岳河鹿園
青梅・奥多摩マイスターのshizukuさんの案内で、御岳河鹿園へ。
先日玉堂美術館から見た、興味津々の建物を拝見できるとは嬉しい限り。
すでに旅館を廃業していて、現在は有料で内部を公開しているというのだが、知らないとちょっと入りにくい。
内部は純和風の素晴らしく素敵な旅館だった部屋たち。
おまけに上下に何重にも連なった、不思議空間。
そして、本当は休業だったところを、shizuku さんの頼みを聞いてたオーナーの配慮で開けていただいたので、ほぼ貸し切り。
静かで贅沢な時間が流れる。
そして最後は、川を眺める素敵なお部屋で、出前のお蕎麦をいただく・・・・・。素晴らしい和の空間を堪能。
shizuku さんには、ネットにあげる写真はもっと厳選して減らさないと・・・、と言っておきながら、いっぱい写真をアップしてしまった。ごめんなさい m(_ _)m
大宮盆栽美術館
もう30年以上前から知ってたんですけどね、今回が初めての訪問、大宮盆栽美術館と盆栽村。
巷では、BONSAIとしてワールドワイドに有名で、毎年世界盆栽大会も開かれるとのこと。
最近日本庭園で何かと観ることの多い庭木の一形態ですから、その美しさと技巧には感動です。
ほんの数十センチの木にも関わらず、その風格は実に見事。下から見上げると、老齢な大木そのもの。
原則撮影禁止で、撮影できるものはほんの一部なのが残念。
駐車場が2時間まで無料なのと、観覧料が300円(JAF割引で200円)なのが嬉しい。
近くには盆栽四季の家もあったりして、民間の盆栽園を見て回るのも楽しそう。次回は新緑か紅葉の時期に来てみたい。
谷口ジロー原画展
谷口ジロー氏の原画展に行ってきました。
正直漫画はほとんど読まないので、亡くなってから谷口氏のことを知りました。なんでも描く風景が凄いのだとか。
近くでまじまじ氏の描く風景を堪能してきました。最近漫画でもアニメでも見る基準は背景が美しいこと。その絵画のような背景を心行くまで鑑賞できて、無料だなんて嬉し過ぎます。
帰りに氏の未完の作品が収められている「いざなうもの」を購入。氏の最晩年の作品とスケッチ、エッセイが収められています。決して派手さはありませんが、心にスッと入ってくるような作品、心のありようが自分ととても似ていてじわじわ来ます。巻末の直筆の言葉が心に沁みる。
帰宅してから早速「あるく人」をAmazon kindle版で購入。そうそうこんな心のありようがいいんだよね。美しい風景に言葉はいらない。
ベネチアの風景画集、良かったなあ、こちらも購入せねば。
運慶展
La Festa 見学のあとは、国立博物館で開催されている運慶展へ。
それにしても素晴らしい仏像たちでした。仏像と言っても、如来、菩薩といった仏像というより、明王、天部といったもっぱら武神が大好き。
特に運慶の武神は、姿かたちが美しく、シャープでその姿に惚れ惚れします。
特に今回は興福寺の増長天が凄かった。興福寺で見たことがあるはずだが、ま近でいろんな角度から見ると、全く違った表情を見せる。それにしても顔の筋肉がモリモリで凄かった。
結構混雑はしていたが、意外と真ん前で長く見ることも容易でした。
展示内容も充実していて、もうお腹いっぱい。久々大好きな武神の仏像を心行くまで鑑賞でき、満足でした。
写真はチラシとお土産の絵葉書をスキャンしたものです。