尾道は有名なんだけど、どこへ行ったらいいかわからない。
向島?、平山郁夫美術館?、千光寺公園?
どこも観光スポットがぼやっとしてるし、千光寺公園まで登るロープウェイが運休中、病み上がりではしんどい。
とりあえず、前日秘密のケンミンSHOWでも取り上げていた、尾道ラーメンを食べに、商店街をうろうろ。まあ普通に美味しかったけど、あまり期待値を上げすぎるのもどうかと思う。
食後はとりあえず標高120mにある千光寺公園を目指して、歩きで登っていく。といっても一気に登るのはきついから、中間地点にある怪しげなカフェを目指す。
山陽本線を越える陸橋を抜けたら、狭い階段が続く小径へ。住宅地の狭い路地裏を、迷路のように登っていく。所々ベンチがあるので、休み休み登り猫に導かれて、AIRSHIP COFFEEへ。
こんなところにカフェが?廃屋?おしゃれ?なんか微妙な雰囲気の小さなカフェ。それでも若者がひっきりなしに訪れるので、この雰囲気を楽しめる人は、おすすめカフェ・・・・かも?
ハンドドリップのグァテマラをいただきながら、まったり。この辺まで来ると、こんな細い道を登ってくるの?という、尾道ならではの家並みがつづく。結構廃屋もあったりして、かなりカオス状態。眼下に海を眺める独特の景観は面白い。
急こう配にひーひー言いながら、やっと千光寺公園に到着。少し寒かったので、尾道市立美術館の展望台で、ゆったり休憩しながら一時間ほど展望を楽しむ。
そろそろ日も暮れそうなので、千光寺を見学しながら、ゆるゆる坂を下っていく。とちゅう猫の細道なる、まか不思議なエリアを通過。
やっぱり尾道は、このカオスな家並みを縫って散歩するのが一番なんだろう。ちょっと体力は必要だけど。
広島旅行2日目 竹原
広島旅行1日目 厳島神社
広島駅から路面電車でのんびり1時間、宮島口からフェリーで15分余りで、厳島に到着。もうお昼なので、有名な焼きがきのはやしで、かき飯と牡蠣フライをいただく。新鮮な牡蠣は、まったくくせがなく、とにかく旨かった。牡蠣はちょっと苦手だが、この時期の牡蠣は別格だ。
商店街を抜けて、鳥居前に着いたときは干潮で、厳島神社の前は地表が表れていた。これはこれで大鳥居のそばまで寄れるのだけど、やはり風情が足りない。
というわけで先にロープウェイで弥山(みせん)に向かう。
ロープウェイおり場から、弥山本堂、奥の院は20分ほど歩くとあったので、病み上がりでやめておく。ロープウェイ山頂駅からすぐそばの、獅子岩展望台からの眺めは絶景であった。
山から下りても、潮の水位は少し足りないので、先に豊国神社の大経堂へ。ここから眺める厳島神社もまたいい。
その後珈琲など飲んで時間をつぶしていると、段々潮が満ちてきていい感じに。やはり厳島神社は海の上に浮かんでないと絵にならない。
久能山東照宮と清見寺
生まれは静岡だけど、18歳で離れたから、静岡の観光スポットは案外行ったことがない。
久能山東照宮はそんな場所の一つで、未だ見訪問だった。
久能山に行くには、一般的にはロープウェイからなんだろうけど、ここはあえて麓から登っていく。そしてこれが大正解で、参道の石垣と階段がすごい。美しく荘厳で、まさに徳川の権威を示す抜群の効果に違いない。そして途中階段から眺める海の青さと伊豆の山々、絶景を眺める感動は、やはり1159段の階段を登らないと味わえない。
階段を登った山上にある社殿、それは豪華なもの。隅々まで粋を尽くした素晴らしい社殿だった。
そして一応入っておこうと、東照宮博物館へ。なんとここには歴代15代将軍の甲冑が勢ぞろい。各将軍の個性が甲冑に現れていて、とても興味深いものだった。そのほか奉納された刀剣が展示されているので、そちらも必見。
とにかく有名な国宝、拝観できてまずは良かった。
庭園と家康ゆかりの寺として有名な清見寺。残念ながら庭園は、先日の台風で土砂が庭園に流れ込み、酷い状態で現在復旧中。
それでも、家康ゆかりの名刹、大方丈、仏殿、書院など建造物を興味深く拝観した。庭園が復旧したら、また拝観したい。
城下町掛川を徘徊
実家に帰省中なので、久しぶり高校3年間通った、掛川をぶらぶら。
掛川城は残念ながら改修工事のため、足場の中で見えないし、立ち入り禁止。高校生時代は、再建前だったので、あまり愛着はないが、出張で時折新幹線から眺める故郷の天守はいいものだ。
流石に卒業して40年も経てば街中は随分変わったけど、門前から見る母校がまるで変わってないのは、びっくり。
掛川城天守に登れないので、二の丸茶室へ。
後で知ったのだが、ここは将棋の王将戦の会場とのこと。
藤井聡太氏と渡辺明氏が対戦したのもこの茶室。
茶室とお庭は新しいのだけど、その品格はなかなか。
美しいお庭を眺めながらいただく、抹茶は格別に美味しい。
お庭も小さいながらも、楽しめる演出が随所にあり、良い時間を過ごすことができた。
二の丸茶室を後にして、二の丸美術館、ステンドグラス美術館をスルーして、奥に進むと何やらお屋敷が。うーむ、ここもまったく知らなかった。
公開されたのは、ここ15年くらいというから無理はない。
重臣の武家屋敷があった竹の丸に、明治の豪商が建てた邸宅。平成19年に修復後、一般公開されたとのこと。
最初は見学にだけのつもりだったが、カフェスペースがあまりに素敵で、ミートグラタンランチをいただくことにした。ランチメニューは、別にパスタランチがあるだけで、ちょっと心配だったが、食べるとしっかり美味しい。
従業員さんに聞いたところ、運営に掛川グランドホテルが入っているとのことで、味も納得。ということは、カフェメニューのケーキで、藤井聡太氏が対戦中に食したCHABATAKEケーキが食べらるるのか?確認しとくのだったが、後の祭り。なんでもこのケーキ、大人気で幻のスイーツらしい。
ちょっと残念だったのは、他の若い女性グループの女子会トーク。同世代の友達?現状噂話を延々と大声で。
まあそれでも、建築とお庭も十分堪能したし、良しとします。
掛川散策の最後は大日本報徳社。なんでも二宮尊徳の思想を広める秘密結社(嘘)だそうだ。
まあ組織はどうでも良いが、この馬鹿でかい吹き抜けの講堂には圧倒される。明治36年に建てられた、日本で最初の公会堂とのこと。
その他皇室払い下げの建築物とか、明治初期の民家とか、昭和初期の鉄筋コンクリート建築とか、興味深い建物群。
建物群を解説くださった係の方、ありがとうございました。
雨も強くなってきたので、ここらで実家に戻りました。私の知らない掛川、3時間あまりのショートトリップ、なかなか充実した時を過ごした。
古峯神社 古峯園
身延山久遠寺
キャンプの中日、身延山久遠寺に参拝した。身延山は子供のころからよく知った名前の寺だが、なんとなく避けていた・・?
まあ避けるようないわれは、まったくなかったのだが。
巨大な三門をくぐると、垂直の壁のような巨大な階段が立ちはだかってびっくりする。高さ100m、287段の階段、菩提梯(ぼだいてい)。100mを一気に登る階段はなかなか凄い、ひーひー言いながら登りきると、巨大な建物の伽藍が広がっていた。
建物は新しかったが、近年の宗教関係建築物のような過度の装飾は無く、まあ割と普通の空間だった。それより2本の枝垂れ桜の巨木が目を引く。なんでも日本枝垂れ桜10選に選ばれる銘木だとか。そのほか久遠寺一帯には、多くの桜の木があり、桜のころはそうとう見事なんだと想像される。
久遠寺から宿坊街を通り、日蓮聖人御墓、御廟域へ。
ここは苔に覆われた境内が素晴らしい。建物は祖廟拝殿、法界堂、常唱殿、御廟法務所くらいしかないのだけど、あたり一帯は神聖な雰囲気が漂い、日蓮聖人御墓にふさわし。惜しむらくは紅葉にはちょっと早かった。
実家に帰る道すがら、季節に応じて何度も訪問したい身延山だった。
奥美濃ツーリング 郡上八幡
山中の城下町にそそり立つ郡上八幡城。
天守は昭和八年、木造の再建築とのこと。モデルは大垣城で、実際の郡上八幡城をモデルとしたわけではないようだ。そうは言っても、90年ほど経った木造建築、木がギシギシ軋んで、良い味だしてる。
写真で見た時は山上の城にしては、たいそう立派なと思ったが、実際はそれほど大きくもなく、質素なつくりは好感もてる。
再建でも良いので、美しい天守はやはり必要。
お城の後は、待望の市街散策。郡上八幡は前々から来ようと思っていたけど、なかなか実現できなかった。高山は10回くらいも来ているのに・・・。
市街は高山よりも、少し雑然としているがそこが生活感があって逆にいい感じ。また平野が狭く、自然に近い感じの清流吉田川がとてもいい。
そんな川を眺める、雰囲気のいい宗祇庵(そうぎあん)で、抹茶と栗きんとんをいただく。和室で抹茶をいただく、それだけで贅沢な時間を過ごせる。開店と同時、一番の客だったので完全貸し切りで、おもうぞんぶん川やお庭を眺めて、静かなひと時を過ごした。
橋を渡って、新町通をふらふら。古民家で学生の美術展を見学。やなか水のこみちや、いがわ小径など、憎い演出の小径も素敵だ。郡上八幡旧庁舎記念館のレトロな洋館で、鶏ちゃんと蕎麦のセットをいただいて、郡上八幡の散策は終わり。
さくらももこが愛した郡上八幡、また来よう。
嵐山・小川町で彼岸花散策
貴重な晴れ間に、少しだけバイクで散策。
彼岸花を求め、嵐山の遠山の里から、小川下里小学校、吉田家住宅まで。
暑くもなく、寒くもなく、絶好のバイクツーリングというより、バイク散歩日和。Wのトコトコ響くエンジン音が心地よい。
吉田家住宅で、おそばを注文したが、注文から20分後、そろそろできたと思いきや、蕎麦もうどんも売り切れ・・・・。え、注文から20分後に売りきれって言ってくる?
仕方がないので一緒に注文したでんがくだけ食べて、吉田家を後にした。
吉田家で蕎麦を食べ損ねてがっくりorz
実は昼時に嵐山の”咖喱と甘味 ここか”の店前を通ったが、混雑していたのでスルー。
もう2時を過ぎていたので、空いているか?と”ここか”に向かう。
以前からチェックしていた店だが、今回がお初。
普通のお宅っぽい雰囲気で、ちょっと入りにくいかな・・・と思ったら大間違い。店員を何人も雇っていた、しっかりしたお店だった。
お店はきれいにリノベされ、外に見える日本庭園が素晴らしい。小さなお庭ではあるが、楓の樹形といい、苔の緑といい実に風情がある。お客が減った時間帯だからこそ味わえる、ゆったりとした時間。蕎麦を食べそこなったことが、吉となるとは。
ランチセットの、ここかカレープレート珈琲付きをいただく。スパイスがたっぷり効いたエスニックなカレー。店員さんが言った通り、スパイスの塊が入っていたので、かみ砕く。いいなあ、このチェーン店では味わえないスパイス感覚。ごちそうさまでした。
この隠れ家的雰囲気もたまらない、次回は嫁さんと来たいお店だった。
北海道ツーリング2022 (3日目)
朝一、5時半キャンプを撤収し、フェリーターミナルへ。大間から3度目となれば慣れたもの、チェックインはバーコード、ピッで終わり。
朝から空はどんより、1時間半の舟旅の後、函館に着いたら霧雨が降ってきた。
今夜から雨の予報なので、倶知安にホテル確保し、雨の降らないうちにホテルを目指す。
国道5号線は、退屈な海岸道路から、内陸部へと進路を変えると晴れてきた。そして広々とした道と、国道とは思えない交通量の少なさ。雄大な景色見ながら、超快適ツーリング。街中では少々持て余すFAZERだが、こんな道はまさに最高に気持ち良い。
ニセコに来たら、やはり美しい景色を見ながら、小洒落たカフェでランチ。
ダートを300mほど走ったところにあるカムイの実。花畑を眺めながら、カウターでいただくランチ。ほんとは目の前に羊蹄山が眺められるのだけど、あいにく雲の中。
若鶏に香辛料つけてソテー、食後にアイスコーヒー。ニセコならでは、ゆっくり時間が流れるランチタイム。まあお客は私だけなので、のんびりさせていただきました。
すぐに雨が降りそうにないので、最短ルートを走るよりはと、羊蹄山の東をぐるっとまわり京極町のふきだし公園へ。何の計画もなく、たまたまトイレ休憩に寄ったのだが、そのきれいな湧き水は感動もの。美しい苔や岩もあいまって、なかなか素晴らしい景観の公園だった。
公園の近所も、北海道らしい美しい景観が広がっていた。
調子に乗ってのんびりしてホテルに向かったら、ホテル5kmほど手前で大雨。市街地だから信号、バスでなかなか前に進まない。何とかホテルに着いたものの服装はびしょぬれ。