信州バイクツーリング2日目

今夜は松代の古民家で宿泊。こんな素敵な古民家に、格安で宿泊できる長野の定宿。
本来相部屋なんだけど、客一人で部屋を占有。
それにしても今日は疲れた。
近くの温泉施設、コトリの湯で寝落ち。
コロナ禍で、人も少なく、申し訳ないくらいに、贅沢。

古民家の宿に泊まったあとは、すぐ近くの旧横田家を見学。この春整備が終わったばかりで、どこもピカピカ。美しい茅葺屋根と、凝った意匠の家屋、新緑の楓が目にも鮮やか。小鳥のさえずりを聞きながら、縁側に座れば気分は古の春。

松代で一番気に入っている山寺常山邸。背後の山を借景に、贅沢なお庭を眺める。寒冷な地、長野ならでは、新緑の美しさは格別。屋敷内の丸窓から眺める楓は美の極致。こんな美しいお屋敷が、無料で拝観できるとはなんと幸せなことか。四季折々に訪れたいお屋敷である。

松代をあとにして、お隣の須坂に移動。
学生時代から何度も通過しているけど、意識していなかったので、こんなに古い街並みが残っていたとは、意外な驚き。
最近街並みを整備しているらしく、面白いお店も点在していて楽しめそう。
残念ながらコロナ禍の対策で、めぼしい施設はすべてクローズ。正直須坂くらいの街で、規制の必要性は感じないのだが?松代はオープンしていたし・・・・。
まあ美味しいイタリアンをいただいたので、また次回の楽しみという事で。

蔵の街須坂で、ふらりと入った路地裏の隠れ家イタリアン。
ランチパスタセット1200円(信州豚は+200円)信州豚のオイルソースパスタ。孤独のグルメ風、なんか、勝ったな、的な😁
イケメンシェフの、そっけない対応も、店に合い嫌いじゃない。

信州バイクツーリング1日目

信州バイクツーリングは、あずみ野池田クラフトパークから。
ここから安曇野を眺めると、ほんと懐かしい故郷に帰ったような気がする。
この公園の美術館、初めて入った。ちょうど安曇野を木版画で描く作品展を開催中。
素晴らしい作品達でした。

桜の季節にやっと来ることができた、大出公園。日本の原風景が広がる。

他は閑散としていたが、ここだけ駐車場がいっぱい。といっても、それほど多い人がいるわけではないけど。ぽかぽか陽気に誘われて、皆思い思いに過ごしてる。

初めて訪問、白馬の長谷寺。
誰もいない、静かな境内。素晴らしいい枝垂れ桜を独り占め。

野辺山徘徊

ブレラで宿泊地から信州峠を越え野辺山へ。
いつも素通りするだけだった、野辺山周辺をうろうろ。青い空に、白く輝く八ヶ岳が映える。途中30年ぶりの野辺山電波天文台へ。宇宙の本を読みふけったあの頃が思い出される。

貞祥寺、真楽寺の紅葉

佐久に来たらこの時期は貞祥寺(ていしょうじ)へ。苔むした参道と楓が素晴らしい境内、雅な三重の塔、艶やかな回廊。この紅葉の美しさは、まるで京都の古刹にいるよう。今年も素晴らしい紅葉で感動のひと時。

長野で大学生活を送っていた頃、軽井沢シンドロームに登場する舞台を巡る、軽井沢シンドロームごっこ。確か真楽寺が登場したので、当時のっていたRZ250で、行ったことがある。しかしあの頃は古刹などにたいした興味もなく、記憶はあやふや。真楽寺、35年ぶりの拝観してみた。

熊谷のカフェ、Naked Roasters coffee マスターの紹介で訪問した、軽井沢珈琲倶楽部カワンルマー。入店する前から、ニコニコしてお出迎え?どうやら同じようなバイクに乗っている知り合いの方と勘違いしたとか。別に狙ったわけではないのだけど、お父様はAlfaromeo 155のオーナーで、マスターご本人は147でサーキット走行とか、以前アルファロメオのメカニックをしていたとか。愛車の主治医のPAZZOは、店員の方が以前バイトをしていたなどなど・・・。妙なご縁ですねえ、おかげでマスターとかわいい奥様?との会話も弾み、美味しい珈琲をいただきながら楽しいひと時を過ごすことができました。お土産はクラシックヨーロピアンブレンド。信濃追分、また素敵な隠れ家カフェを見つけてしまった。

内山牧場キャンプ場で焚火台デビュー

ソロ用コンパクト焚火台&グリル購入したので、早速内山牧場キャンプ場でテスト。
このキャンプ場は、バイク込みで1200円、関東のキャンプ場としては良心的。
焚火は良かったのだが、少々寒すぎた。最低気温-5℃。薪は自宅から廃材を持参、役2時間ほど風の吹き荒ぶキャンプ場でファイヤワーク。
ちなみにここでは薪、500円でたっぷり手に入るので、薪は持ち込まなくても大丈夫。
こんなに寒いのに、同じような輩は結構いるもので、車10台くらい、バイク5台くらい。平日というのになんてこった。

夕食メニューは、海老とマッシュルームのアヒージョ、そのあと残ったオリーブオイルにパスタを投入してペペロンチーノ。野菜サラダとクラムチャウダー。寒い夜には熱々の食事が嬉しい。

しかし今回のキャンプは寒かった。天気予報で、低温対策は当然だが、それでも朝方はヌクヌクの寝袋から這い出るのが辛い。外を見れば霜であたりは真っ白、テントはバリバリ。寒くてなかなか動けず、チェックアウトの10時をオーバーしてしまった(11時頃までは大目にみてくれる)。
朝食はベーコンフレーク、チーズ、野菜のホットサンドと、野菜たっぷりとウィンナーをいれた、ミネストローネ。最後はドリップ珈琲で締め。
これにて今シーズンのキャンプはおしまい。やはり寒いときは古民家の宿と温泉だな。

志賀高原、北信濃ツーリング2日目

翌朝、ちょっと早起きしてバイクの撮影会。松代内は武家屋敷が多く、撮影スポットいっぱいだけど人も少なく、道路スペースもあるので、気兼ねなく撮影し放題。ここなら車も撮影し放題だな。Wは古い街並みに良く似合う。

真田十万石の城下町松代、まずは真田邸から。善光寺や小布施は観光客でごった返しているだろうが、松代は静かなもの。真田邸もほぼ独占状態で鑑賞。素晴しい木造建築と美しい庭。庭園&木造建築マニアとしては、この時間はたまりません。座敷から庭を眺めれば、借景に松代の山々、近くに美しく剪定された樹木と風情満点。庭には、美しい楓が何本も植えられていたので、紅葉の時期に是非もう一度訪問しなければ。

真田十万石の城下町松代は、見どころ満載。40年ほど前の学生時代一度訪問していたのだが、正直記憶から失念して本当に申し訳ない。ただ40年前はあまり見どころも整備されていなかったようで、2000年代に入ってからいろいろ整備されてきたようだ。現在も整備は進んでいて、旧横田家住宅や長国寺の真田信之霊廟も整備中で非公開。それでも樋口家や山寺常山邸など、素晴らしい武家屋敷を無料で見学できる。楓のチェックも忘れずにしたので、紅葉の頃は美しいカエデと武家屋敷のコラボが楽しみだ。

旅の終わりは竹風堂松代支店で、栗おこわのランチ。お土産は珈琲のお伴、栗かのこ。一時期古代のピラミッドか?と騒がれた皆神山の皆神神社にお参り、休憩に上田市真田屋敷に寄り道。今回も中身の濃~い、500kmあまりの一泊二日バイクツーリングだった。

志賀高原、北信濃ツーリング1日目

四連休の中日、つかの間の晴れ。我慢できずに志賀高原へ。朝4時半出発で、万座に向かう(草津からの志賀高原はバイク通行禁止)。8時前の万座ハイウェイは車も少なく、快適そのもの(早朝は通行料はかからないようだ)。但し気温は10度くらいなので、下にダウンを着こんでもまだ寒い。季節は夏から一気に秋に移ったようだ。あらかじめ決めておいたパーキングで、絶景を見ながら珈琲朝食タイム。絶景を見ながらドリップ珈琲と、自家製くるみパン、キノコクリームパスタ、旨い!さて移動しようとしたところ、パーキングでバイクが立ちごけ。ありゃりゃそれもでかそうなハヤブサ?もちろん一人では起こせるはずもなく、すぐに周りの方に手伝ってもらい起せたようだが、話し声からカウルはガリガリ。パーキングはライダー泣かせの、傾斜地。平地では足がついても、余裕がないと傾斜地では足つかなかったりする。おまけに体力がない年寄ほどでかいバイクが大好き。今日もバカでかいバイクに乗った年寄軍団がこのパーキングに立ち寄り、大勢走っていった。ちなみに自分が次に狙っているバイクは、1000cc以下、200kgチョイくらい、ツインエンジンで自分で起こせるバイクだな。食事の後はなんか混んできたので、万座方面へ戻り、毛無峠へ。辺鄙なところと聞いていたので、車が少ないだろうと思っていたが、随分対向の車やバイクと遭遇する。ついてみたら、車が30台くらい、バイクも10台以上と大賑わいで拍子抜け。荒涼とした背景を狙っていたのに・・・・。その後は、常に10台くらいの車の列の後ろで、のろのろ走る。まあそれも耐えられなかったので、山田牧場方面へと進路を変更。これで少しは自由に走れたが、山田温泉からはのろのろ車の後ろについて、小布施に入るころは渋滞の中。

小布施に来たらモンブランの予定だったが、市街地に入る前の渋滞を見てあきらめた。とりあえず栗のジェラート(500円)で我慢する。もうちょっと渋皮がはいった、濃いめだと嬉しかったのだが。最近景観が素晴らしいと何かと話題の、サンクゼールワイナリーへ。イラストの背景資料の取材であるが、とにかく人が多い。人も密で家族づればかりで、一人ではかなりいずらい。珈琲でもと思ったのだが、あきらめて写真だけ撮って退散。そのうち平日にでも出なおしたほうが良さそうだ。その近所の古民家カフェを事前に調べて行ったのだが、こちらも大混雑で入店できず。やっぱり連休にわかっちゃいたけど来るもんじゃない。

学生時代以来だから約40年ぶり、たそがれの海津城。まあこの辺は観光地目白押しの長野では、マイナースポット。落ち着いて静かな散策。さて今夜の宿に向かおう。

2日前には、キャンプツーリングの予定だったけど、古民家ゲストハウスをネットで見つけてしまっては、そうはいかない。おまけに文化庁の登録有形文化財でGoToキャンペーン対象、楽天ポイントで支払わせていただきました。内部も雰囲気満点(トイレだけは最新式)。女性宿主さんのおもてなしも暖かく、松代の名所、旧跡、歴史のことなどいろいろ楽しく歓談させていただきました。長野の定宿決定、これからもお世話になります。

早朝ランビーナスラインへ

昼間は暑いので、夜出れば?ということで朝の2時に出発。
それにしてもビーナスライン からの雲海凄かった。雲海は朝の7時頃まで、その後は快晴に変わった。朝2時に家を出たご褒美ということか。

ビーナスラインからメルヘン街道麦草峠へ。終始涼しいツーリングで快適そのもの。佐久から、昼間灼熱地獄の帰路さえなかったら・・・。午前中だけ走って、午後は何処か高原の温泉に浸かり、本でも読みながら日暮れを待ち、涼しくなったら帰宅する。次回はこの計画を実行しよう。

連日暑い日が続くが、バイクで走る朝2時の空気は心地よい。夜もあけて、車山に到着する頃は、寒さで震えるほど。雲海の大パノラマが広がるビーナスラインをひとしきり撮影した後、AM8:00の開店と同時に、車山肩にあるころぼっくるひゅってに入る。正直観光地にあるお店ということで、敬遠していたのだが入ってみてその景観の素晴らしさと居心地の良さに感動。このお店を紹介してくれた、某アニメに感謝。夏とはいえ、平日の朝8時はとても静か、それにこの最高の天気。テラスでサイホン珈琲とチェリータルトを頂く。そしてこれがまた旨い。こんな贅沢なモーニング珈琲を飲みたかった。

ビーナスラインのハイライトコーナー。いつもは交通量多めでなかなか撮影できないが、早朝の今日念願がかなった。それにしても気持ちよさそうな道だと思う。今日はここを二往復。

帰りは御射鹿池から麦草峠へ。
佐久に降りたら暑い暑い、これさえなければ最高のツーリングなのだが。

能登ツーリング1日目

安曇野から白馬へ。安曇野は美しい湧き水の郷。住んでいたころは湧き水沿いに良く散歩を楽しんだ。夏の山々はめったに顔を出さないけど、水の流れを聞いていると、心安らぐ。白馬では標高1500mの黒菱駐車場まで登ったけれど、あいにくの眺望無し。山が見えれば八方池まで行こうと思ったけど、これでは無駄と引き返す。続いて白馬といったらここ、大出公園まで行ったけど、白馬岳が見えないのではたいした写真も撮れず。ただこの公園、野宿するには便利かも。

昼飯は新行高原蕎麦を頂く。普通の民家の居間で日本の夏を味わう。

宿泊は白馬グリーンスポーツの森。この一帯のキャンプ場、営業してるか良くわからないので、手堅くここにした。遊ぶアトラクションがたくさんあるので、子連れにはいいだろう。我が家も15年ほど前のGWに世話になった。公園内だから、野趣はないけど、ストアも温泉も近いので、便利お手軽、1000円と安い。夕食は冷凍ピラフとレトルトハンバーグのトマトスープ煮込み。インスタントスープ万能だ。ヘッドランプをボトルに巻いてランタン、なかなかいいではないか。人の気配が多過ぎるのは難点だが、涼しくてよく眠れた。

長野市大岡で棚田撮影

雨混じりの道を200kmほど走って来たが、ピンポイントで晴れた。しかし残念ながら、北アルプスは雲の中。それでも、山の中腹から見る広々とした景色は気分がいい。観光とは無縁の隠れ家カフェならぬ、隠れ家食堂。メニューはリーズナブルで、がっつり系。ソースカツ丼、いただきました。昨晩は、楽しみで眠れなかった。ここでひと眠りもいいかも。

県越え移動が可能になったので、天気はいまいちだったが、無理してライフワークの棚田と山上集落撮影へ。まずはいつもの大岡温泉で気持ちいい棚田を眺めながら温泉に浸かる。前は露天風呂が修理中で入れなかったが、本日はゆったり堪能。先客は一人だけだったから、ほんとのんびりできた。そのあと大岡温泉周辺の棚田と集落を撮影。本当は棚田の向こうに北アルプスの山並みを眺めることができるのだが、今日は雲の中。棚田越しの北アルプスは次回に持ち越し。最後に2年前に撮った棚田越しの北アルプス写真をあげておく。

Googole mapの衛星画像とストリートビューを駆使して、棚田撮影スポットを事前調査。もくろみどおり新しい撮影スポットを見つけたのはいいが、中には問題の場所もある。その撮影場所に行くのに、あまりに急な坂でさらにコーナーがキツイ。バイクで走るのに、難しそうな道に一瞬躊躇したのがいけなかった。バランスを崩して、見事立ちごけ。普段から注意しているのだが、棚田の脇の変な道を走るのがいけない。まあ性だからしょうがないか。ゆっくりと立ちごけだったので、被害はブレーキレバーの曲がり(要交換)くらいだが、バイクを起こすのに案の定腰を痛めた。この腰はもうずっとこんな調子で、トラブルだらけ。

景色の良いアルプス展望台へ。雲の中は一度も姿を見せなかった北アルプス。夕食はコンビニ飯。トマトのスープパスタにミートボールを入れて煮込めば、美味しく食べ応えたっぷり。一応小分けのサラダも購入。残念ながら、夕暮れの北アルプスとはいかなかったが、なかなか美味しい夕食だった。このままここで、星空撮影。さいわい満天の星空を久しぶりに肉眼で堪能。撮影のほうは、レンズが夜露に曇って、すぐに終了。曇り対策は盲点だった、綺麗な天の川の撮影はまだまだ先になりそう。そのままアルプス展望台で野宿でも良かったのだが、トイレがないのはやはり辛い。おまけにお墓の隣じゃちょっと遠慮しておくか。道の駅さかきたまで、夜道を移動。道の駅内、東屋の柱を使って設営。前回薄手の銀マットでは、少々寝心地が悪かったので、今回はエアマットを持参。これが大正解で、エアマットの剛性が、ツエルト内の空間を適度に確保。したがってツエルトの両端を柱に固定するだけで、綺麗に設営が完了。夜分雨が降ってきたので、屋根のある東屋は助かった。もう道の駅なら東屋に限る。翌日は朝からずっと雨。腰の調子も悪いし、朝一でさっさと帰る。