ウィリスジープ

ウィリスジープ、もう朝になっちゃうけどなんとか3日で完成。
途中ドライバーを3体描いたけど、どれも質感がいまいちで没。高精度の写真さえ手に入れば人物も描けるけど、どれも荒い画像ばかりで全然ダメ。結局5時間以上無駄な時間を使ってしまった。
まあそういうわけでドライバーを諦め、代わりにバックにあの有名なメンフィスベル、B-17を描いてみた。ジープのナンバーコードは、映画から拝借。舞台は1943年の5月、イギリスのバッシングボーン飛行場。B-17はもっと簡単に描くつもりだったが、ジープと質感を合わせるために、結局それなりに描きこんでしまった。実際にはリベットまで描きこんである。出撃マークが25個あるのは、ご愛敬。
メンフィスベルは現存しているらしいけど、手頃な写真はどれもレプリカ。若干本物とはモデルの形式が違うらしい。
改めてアマゾンで映画のメンフィスベルを鑑賞。変に英雄談にならない、心震わす感動の名作でお勧め。もちろん戦争は嫌い、やはり平和な世の中がいい。

昭和ジャズ喫茶2CV

新栗食べに行くからね~といいつつ冬になってしまった。
笠間の昭和ジャズ喫茶2CVへ。オーナーの江口さんはミュージシャン。2CVは売ってしまったけど、カフェの前に赤いトラクシオンが停まっていた。
ランチのステーキ丼をいただきながら、後からの来客2人交えて、とりとめのない話を。
結局は江口さん、来年はクラシックラリーに出たいねえ ・・・・て話だったと思う。スプレンドーレ伊香保なんかどうでしょうねえ。そういえば、まだこのイベント観に行ったことがなかった。
2時間ほどカフェでゆっくりしたらもう3時。もう日が暮れそうだからお暇して帰路へ。
益子に寄る予定をあきらめ、筑波山の裏を回って帰るとするか。筑波山の東側のフルーツライン沿いは、のどかな風景が広がる気持ちよい道。そこから筑波山ロープウェイ乗り場へは、Google Map さんにとんでもない道を案内された。車だったら泣いてたかも、まさかあんなに細い道とは。
最も筑波山周辺は、オートバイの走行を制限されているから、他に道などなかったのだが。
それにしても筑波山から眺める夕日が見事なこと。撮影場所を探してうろうろしてみたが、いい場所が見つからず。結局下まで降りてしまううちに、日が沈んでしまった。それでも走りながら観た夕日は最高だった。
近いうちに下調べをして、筑波山からの夕日を撮影しに行きたいと思う。

TDF様ロゴデザイン

注文住宅の株式会社TDF様に、車に貼るロゴをデザインさせて頂きました。
モチーフの建築写真と文字は事前に指定されたものを使用。
シンプル、印象的、形の面白さ、ギミック(VW type2)を取り入れたデザインができたかと思います。またイメージ通りのフォントが手に入ったことも、ちょっと嬉しい。
こんな形の遊び、楽しいです。

https://www.fukunoki.com

名栗の杜

とりあえず月締めの仕事が片付いたので、一休み。
前から気になっていたカフェ「名栗の杜」で、気になっている作家さんの作品を展示しているということで、名栗に行ってきた。
作家の島崎さんは、現代の解釈で浮世絵風の絵を描いている。自分も浮世絵、版画、日本画などは大好きで、自分の作品に取り入れようとしているから、彼の作品には興味津々。特に女性の表情が古めかし過ぎず、新し過ぎず和風でいい感じ。
作品も20点くらい展示されてたので、じっくり鑑賞。帰りに娘へのお土産で画集を購入。帰ってからもゆっくり観よう。
落ち着いた雰囲気のギャラリー兼カフェは、木のぬくもりが感じられる素敵な景観。ドリップされた珈琲も美味しいし、器もアートしている。隠れ家的大人のカフェといったところ。
こんなカフェに自分も似合うようになっただろうか?

最近名栗あたりには、おしゃれなカフェが増えているが少し前まではこの店くらいとのこと。また他に2件ほど名栗のカフェをプロデュースしたそうだ。名栗カフェ、いろいろ魅力的な店は多いので、暇をみつけてちょくちょく訪問してみるつもり。

M4 シャーマン

伊香保おもちゃと人形自動車博物館様に展示するイラスト、二枚目完成しました。
Adobe Illustrator で描いているのだが、背景や広い面の処理などは苦手。PhotoShopで仕上処理をすれば、楽なはずだがそこはすべてベクトルデータで描くという変なこだわり。今回は、車では無用な汚しのテクニックを開発 ww
全てIllustratorで描けば、拡大縮小も一切気を遣うことが無いので、そこはやっぱりベクトルデータだけで。
あと10枚、先は長い。

ゲストハウスに泊まってバイクツーリングしよう

北海道ではテント泊+バイクツーリングの楽しみを満喫したけど、先日の奈良の旅では古民家ゲストハウス+バイクツーリングを満喫。
どちらのスタイルも、バイクで旅をさらに楽しいものにしてくれる。これからはこの両方のスタイルで、日本中を旅しようと思う。
ゲストハウスの基本スタイルは、個室ではなく2段ベッドの共同部屋。ただ奈良ではパソコンなどの荷物を置いて連泊のため個室を確保。岩村では女性を含む8人部屋だった。
一泊するだけなら、共同部屋でも何の問題もない。まあ共同部屋は山小屋で馴れている。ベッドをカーテンで仕切れるから、プライベート空間もしっかり確保できる。
今回は、観光地ということで、海外のバックパーカーなど旅のスタイルが違うから、話すのはあいさつ程度。それでも全然かまわないし、ライダーがいたら間違いなく話していただろう。
今回のゲストハウスは、岩村、奈良ともに古民家だったから、ノスタルジックな旅もさらに充実した。旅先の訪問先でも宿でも、古風な空間の連続。これでいつものビジネスホテルに泊まったら、こんなに旅の雰囲気を満喫できることはなかっただろう。
今回はどちらも一泊4000円弱、5泊して20000円弱、バイクもほとんど下道使って高速料金は全部で3000円弱。バイクの燃費は30km/l、1200km走って、140/l円でガソリン代は5600円。これはセミリタイヤのおやじには、やめられない道楽だ。

奈良から自宅まで(奈良旅6日目)

4日間お世話になったゲストハウスを朝6時に出発。
奈良から伊賀を越えて四日市インターまで下道を走る。
この朝は冷え込んだから寒いので、休み休み、ペースがあがらない。
本当は全行程下道を行きたいところだが、さすがに名古屋周辺はめんどくさそうだから、四日市から豊明までは、高速道路を利用。
豊明を降りたら、大渋滞か・・・と思ったが、国道1号沿いはすぐに渋滞は解消。その後は結構快適なペースで、道の駅潮見坂まで来た。ここで昼食休憩。
ここからが長い長い静岡県横断200kmあまり、国道1号沿いを走って愛鷹山の北を回り込み山中湖へ。本当にここまで長かった。
ここまでくれば、あと100kmちょっと。とナビに従って道志みちに入ったら、途中で通行止め。最後に山の中の暗い道をグルグル迂回して、なんとか八王子に出た。途中夕飯をとり、しばし休憩したのち9時ちょっと前無事帰宅。
奈良を巡った6日間の旅が終わった。 行きも帰りもほぼ下道、片道550km。
冬のバイクロングツーリング、もっと厳しいかと思ったが、なかなか楽しい旅だった。

当麻寺と二月堂(奈良旅5日目)

西ノ京で薬師寺の塔を眺め、斑鳩の里で聖徳太子ゆかりの、法起寺と法輪寺の三重塔を眺める。
今回いったいいくつの塔を眺めただろう。天守閣といい塔といい、漢は高くそびえるものが大好きなんだ。

當麻寺、聖徳太子の異母弟の建立ということだが、法隆寺と違いこちらの知名度はいまいち。
しかしいろいろ調べてみると、ずいぶん面白い経緯を経て今に至るとのこと。俄然興味がわいてきた。
行ってみると二上山の山麓に広がる巨大寺院だった。国宝や重文もたくさん、なぜ知名度が低いか不思議。
バイクで一番奥まで行ったので、奥の院から散策開始。紅葉の名所と言われた浄土庭園の紅葉は既に終わり、庭師の方が手入れ中。正直かなり残念な状態。失敗したかな・・と、本院のほうへ向かう。
途中ちょっと気になって、本院の前に西南院をのぞいたら、こちらの庭が見事なこと。もちろん塔頭のお庭だから規模は小さいが、美しい緑の苔に覆われたお庭に、池を配置し西塔を借景とする。個人的には奥の院の浄土庭園などより、よほどこちらが好み。おまけに人気もほとんどない。
庭が気に入ってしまったので、書院で抹茶をいただきながら庭を眺めた。完全貸し切り状態、いいお庭でした。
當麻寺、本尊が曼荼羅というちょっと変わったお寺。もともとは金堂にある巨大な弥勒仏が本尊だったとのこと。そしてここにある四天王像、どこか異国を感じる造形かと思ったら、なんでも白鳳時代の仏像はすべて渡来人たちの手によるものだとか。この時代まだ仏像を内製できなかったとのことで納得。
あと中の坊のお庭も拝観。なんやかんやで2000円以上使ってしまった。まあそれだけ見どころ満載だったので、十分満足だったのだけど。ということで時間を使いすぎて、橿原市今井町での古民家カフェ活は取りやめ、残念。

東大寺のそぐそばに宿泊しているのに、東大寺に行かないのはさすがにまずい。
日暮れ時、當麻寺から帰って東大寺から二月堂あたりを散策。
二月堂に登った時、ちょうどきれいな夕焼けが見えた。夕焼けは万国共通なようで、いろいろな国の人が夕日を眺めて感動している。お坊様の「これだけの夕日はなかなか眺められないですよ」の会話を小耳にはさんだので、きれいだったことは折り紙付き。
旅のおわり、生駒に沈む夕日で、古の奈良の都を想う。

宇陀から明日香へ(奈良旅4日目)

紅葉が過ぎたって、平日だからって、寒いからって、国宝重文がたくさんある室生寺が、こんな空いているとは思ってもみなかった。
確かに紅葉はもう終わって、茶色な境内だけどそれはそれなりに枯れた美しさがある渋いお寺。ピンと冷えた空気が、山深いお寺の霊気を感じる。
国宝の金堂、五重塔も見れたし個人的には満足だけど、金堂にある国宝重文の仏像をもう少し近くで観たかった。

憧れの地、古い家並みが軒を連ねる宇陀の郷。
古民家でいただく、ヘルシーなご飯プレート。
手間のかかった野菜の数々。自然ゆっくり噛んで、味わう幸せ。
こどもの頃、暖かい石油ストーブの部屋を思い出す。ゆるいピアノの曲も、カフェの雰囲気にピッタリ。ゆるいゆるい時間が流れていく。

多武峰の山中にある談山神社。中臣鎌足公を祀る由緒ある宮。
そして何と言っても、木造建築では唯一の十三重の塔。
紅葉は終わっていても、この塔を見るだけでも来た甲斐はあったというものだ。それにしても美しい塔でした。

宇陀から談山神社を経由して明日香に出た。せっかくなので明日香らしい景観を求めてうろうろ。
たまたま目に入った、巨大な伽藍の跡に建つ小さな川原寺にふらりと寄ってみる。
そして三番目に古いという、十二神将像を拝観。昨日一番古い十二神将を見たばかり。その素晴らしい造形に心打たれたのだが、こちらはなんとも素朴な造形で、全身すすで真っ黒。こちらは平安期、弘法大師のいたころだというのに、なんとも奇妙な印象だった。
飛鳥時代に建立された、巨大伽藍をもつ川原寺。夕暮れ迫る明日香の地で、日本のふるさとを偲ぶ。

雨の奈良町散策(奈良旅3日目)

雨の奈良町あたりを徘徊。漬物屋さんがあったから、ベタな食事だけど漬物御前を頂く。
漬物好きだけど、まさか漬物だけで満足するとは。がっつりご飯おかわりいけました。

奈良町から元興寺へ。
途中無料開放している町家を見学。
月曜日の雨ということもあり、人出は少なめ。
元興寺では、最悪観光バスが停まっていると思ったけど、それは杞憂。観光客らしき団体は見かけず。寺内はひっそりと静まり返り、4,5人の人影を見るだけ。
国宝の極楽堂(本堂)では、堂内にたった一人というぜいたく。しばらく心を静めて一人仏さまと向き合ってました。
それにしても心おちつくなあ。

奈良に来たら阿修羅像もいいけど、やはり新薬師寺の十二神将。七年ぶりの対面。
先客が本堂にいたけど、やがて去って本堂にただ一人の贅沢をここでも味わう。
とても1200年前に製作されたとは思えない、躍動感と表情豊かな表現。しばし天平の都に思いをはせる。
予想に反して境内の楓、雨に濡れて美しく艶めき、なかなかの見ごたえ。
奈良町から新薬師寺と、雨の散歩もなかなかいいものだ。

新薬師寺のかえり、格子窓の味わい深い古民家カフェにふらりとお邪魔。
中もレトロで落ち着く。セットでケーキでもと聞きなれないメニューを適当に頼んだら、アイスクリームだった。美味しいから、まあいいけど。
珈琲は中炒りのちょっと苦め、丁寧に淹れたドリップは好みの味。
それにしても静かな静かな町並み散策。中心エリアをちょっと離れれば、ほんと静かで寂しいくらい。これって雨の月曜日だから?
路地裏には気になるカフェがそこかしこに。京都ほど敷居が高くなさそうなのがまた良さげ。