花桃の里、大内沢

花桃の里、大内沢。かれこれ10年以上通っているが、年によっていろんな花の開花がまちまち。だからいつ来ても微妙に景色が違う。
まだここには昭和のままだねえ。

小川桃源郷

こちらは初めて、小川町の桃源郷、青い空に花が眩しかった。
残念なのが、山の斜面に咲く花が日陰になっていること。
朝には日が当たるということなので、明日は朝早く、珈琲飲みながら桃花見でもしてみようか。

ここで珈琲飲みたくて、昨日に続き来てしまった。
珈琲、旨い・・・。

越生の春、梅を満喫

世間は何かと騒がしいが、越生の梅が満開だというので、ご近所まったりツーリング。
お昼過ぎれば、風もおさまり、ぽかぽか暖かい。
残念ながらサラリーマンじゃないので、在宅勤務の恩恵は受けられず。
この時期、現役だったら喜んで毎日花の撮影に出かけたかもね。花の名所も人出は少な目、いつもよりゆったりしてる。
最近近所の田舎道をトコトコ走る快感にはまってる。これから花の季節となれば、また一段と素敵。

いつもの龍隠寺まで。静かな境内。
帰りは梅園小学校近くのたけっちカフェへ。窓の外は一面の梅園が広がてる。おばさんたちの賑やかな話声は、このカフェの性格上まあしょうがないか。
珈琲よりは、アイスクリームぜんざい。暖かい部屋ではけっこういける。

川越旧山崎家別邸と平山郁夫展

朝6時まで仕事して就寝。起きたのはお昼。なんかすぐに仕事にかかる気力もないので、川越にバイクで向かう。
川越美術館では、平山郁夫展、シルクロードとガンダーラ美術が開催中。
以前見たことあると思うけど、大迫力のシルクロード作品は見ごたえ充分。平山画伯の西域の旅を感じる大好きな作品達は、いつ見ても素晴らしい。
美術館の次は、旧山崎家別邸へ。庭にある一本の梅の古木が今満開。和室から縁側越に見る梅が、まるで絵画のよう。
平日の川越そぞろ歩き、人も少な目。春休みなのか着物を着た若い人が多いような気がする。

川越 きょうのごはんゆるりCafe

川越美術館、山崎邸と巡ったらカフェで一休み。
表通りのカフェは、観光客がわさわさいて、なんか落ち着かない。
蓮馨寺(れんけいじ)あたりの裏通りを歩いていたら、なんとなく入りやすいそうなカフェがあったので、入店。
お勧めのきな粉アイスと珈琲。
香ばしいきな粉の深い味わい。珈琲はあっさり系で飲みやすい。
一人で入るなら、こんな裏通りのカウンターのあるカフェがいい。どこから来ましたか?で会話が始まり、山崎邸の梅の話や、喜多院、中院の桜の話、ちょっとだけバイクの話なとなど。
若い夫婦と友達?が切り盛りする、感じのいいローカルっぽいカフェに通えば、川越地元民になれるかも。
川越、平日の昼下がり。

荒川の夕暮れ

家から5kmも離れていない河川敷。初めて一本道を曲がったら、原野が広がってた。
今まで曇っていたけど、夕暮れ時だけ晴れた。
近所なのに、何処か遠くに迷い込んだようだ。

小川町吉田家

今月も締め日を終えて、仕事ひと段落のはずだったけど、別の仕事が押してるので、のんびりもしていられない。
ああ、何処か遠くへ行きたい・・・という望みはかなうはずもなく、気分転換にバイクで近場をうろうろ。山は台風の影響で道が崩壊、走れないのが痛いところ。
普段自転車で走るコースを、適当に気の向くまま。畑や雑木林、河川敷を巡るルートはスピードは出せないが、車も信号もほとんどいないから、W650には十分快適。
ドルルルルと快調なエンジン音を聞きながら100kmあまり。ああいい気分転換になった。

川越散策

性懲りもなく、長女と三女を誘って、honohono でハンバーガー。
昼時なので、10分ほど外で待っての入店。
今日はベーコンエッグバーガー(1280円)。その破壊力が凄い。肉汁ズルズルでかぶりつき。ジャンクフード万歳。
娘たちはアボガドバーガー、チーズバーガー。その味とボリュームに、大満足。
あとは、お店を覗きながら菓子屋横丁とか蔵街通りをぶらぶら。嫁さんへのお土産にわらび餅と揚げたて芋けんぴをゲット。
時の鐘のすぐそばにある、スターバックスへ。ここは店舗が和風ばかりではなく、中庭が本格的な日本庭園。今日は寒くて、屋内で珈琲だったが、少し暖かければ庭を鑑賞しながら、珈琲が飲める。久しぶりのドリップ珈琲は、ちょっとなにだが、まあ次回からは甘いやつにすれば大丈夫だろう。

当麻寺と二月堂(奈良旅5日目)

西ノ京で薬師寺の塔を眺め、斑鳩の里で聖徳太子ゆかりの、法起寺と法輪寺の三重塔を眺める。
今回いったいいくつの塔を眺めただろう。天守閣といい塔といい、漢は高くそびえるものが大好きなんだ。

當麻寺、聖徳太子の異母弟の建立ということだが、法隆寺と違いこちらの知名度はいまいち。
しかしいろいろ調べてみると、ずいぶん面白い経緯を経て今に至るとのこと。俄然興味がわいてきた。
行ってみると二上山の山麓に広がる巨大寺院だった。国宝や重文もたくさん、なぜ知名度が低いか不思議。
バイクで一番奥まで行ったので、奥の院から散策開始。紅葉の名所と言われた浄土庭園の紅葉は既に終わり、庭師の方が手入れ中。正直かなり残念な状態。失敗したかな・・と、本院のほうへ向かう。
途中ちょっと気になって、本院の前に西南院をのぞいたら、こちらの庭が見事なこと。もちろん塔頭のお庭だから規模は小さいが、美しい緑の苔に覆われたお庭に、池を配置し西塔を借景とする。個人的には奥の院の浄土庭園などより、よほどこちらが好み。おまけに人気もほとんどない。
庭が気に入ってしまったので、書院で抹茶をいただきながら庭を眺めた。完全貸し切り状態、いいお庭でした。
當麻寺、本尊が曼荼羅というちょっと変わったお寺。もともとは金堂にある巨大な弥勒仏が本尊だったとのこと。そしてここにある四天王像、どこか異国を感じる造形かと思ったら、なんでも白鳳時代の仏像はすべて渡来人たちの手によるものだとか。この時代まだ仏像を内製できなかったとのことで納得。
あと中の坊のお庭も拝観。なんやかんやで2000円以上使ってしまった。まあそれだけ見どころ満載だったので、十分満足だったのだけど。ということで時間を使いすぎて、橿原市今井町での古民家カフェ活は取りやめ、残念。

東大寺のそぐそばに宿泊しているのに、東大寺に行かないのはさすがにまずい。
日暮れ時、當麻寺から帰って東大寺から二月堂あたりを散策。
二月堂に登った時、ちょうどきれいな夕焼けが見えた。夕焼けは万国共通なようで、いろいろな国の人が夕日を眺めて感動している。お坊様の「これだけの夕日はなかなか眺められないですよ」の会話を小耳にはさんだので、きれいだったことは折り紙付き。
旅のおわり、生駒に沈む夕日で、古の奈良の都を想う。

宇陀から明日香へ(奈良旅4日目)

紅葉が過ぎたって、平日だからって、寒いからって、国宝重文がたくさんある室生寺が、こんな空いているとは思ってもみなかった。
確かに紅葉はもう終わって、茶色な境内だけどそれはそれなりに枯れた美しさがある渋いお寺。ピンと冷えた空気が、山深いお寺の霊気を感じる。
国宝の金堂、五重塔も見れたし個人的には満足だけど、金堂にある国宝重文の仏像をもう少し近くで観たかった。

憧れの地、古い家並みが軒を連ねる宇陀の郷。
古民家でいただく、ヘルシーなご飯プレート。
手間のかかった野菜の数々。自然ゆっくり噛んで、味わう幸せ。
こどもの頃、暖かい石油ストーブの部屋を思い出す。ゆるいピアノの曲も、カフェの雰囲気にピッタリ。ゆるいゆるい時間が流れていく。

多武峰の山中にある談山神社。中臣鎌足公を祀る由緒ある宮。
そして何と言っても、木造建築では唯一の十三重の塔。
紅葉は終わっていても、この塔を見るだけでも来た甲斐はあったというものだ。それにしても美しい塔でした。

宇陀から談山神社を経由して明日香に出た。せっかくなので明日香らしい景観を求めてうろうろ。
たまたま目に入った、巨大な伽藍の跡に建つ小さな川原寺にふらりと寄ってみる。
そして三番目に古いという、十二神将像を拝観。昨日一番古い十二神将を見たばかり。その素晴らしい造形に心打たれたのだが、こちらはなんとも素朴な造形で、全身すすで真っ黒。こちらは平安期、弘法大師のいたころだというのに、なんとも奇妙な印象だった。
飛鳥時代に建立された、巨大伽藍をもつ川原寺。夕暮れ迫る明日香の地で、日本のふるさとを偲ぶ。